2017MotoGP最多ファステスト記録回数の1位はファクトリーとサテライトが同率という結果に

3月14日(水)18時59分 AUTOSPORT web

 3月16日から開幕を迎えるMotoGP2018年シーズン。その開幕を前に、2017年シーズンは誰が一番ファステストラップを記録したのかをランキング形式で振り返る。1位はファクトリーライダーとサテライトライダーが同率という結果に。果たして誰が決勝中に最も多く最速タイムを記録したのか。


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 MotoGPでのファステストラップは、決勝レース中に記録された最も速いラップタイムのこと。MotoGPでは決勝中のファステストラップが、そのコースのサーキットレコードとして認定される。


 予選で記録されたタイムのほうが、決勝ファステストラップより速いことのほうが多いが、以前は予選専用のスペシャルタイヤがあったことや、ガソリン搭載量等の違いなど、予選に比べて、決勝のほうが条件が一定であることなどがその理由でもある。セッション問わず最も速いラップタイムは、サーキットベストラップとして記録される。


 ファステストラップは、必ずしもレース結果に準じるものではなく、2017年の場合で言えば、イギリスGPのマルク・マルケスのようにリタイアに終わったものの、それ以前の周回でファステストラップを記録して、マルケスのリタイア後も他のライダーがそのラップタイムを更新できなかったという場合もある。


 また、レース展開やコンディションにも依存し、複数のライダーによるトップ争いになった場合などは、抜き合いや駆け引きもあってペースが落ち、その後方を単独で走ったライダーがファステストラップを記録する場合もある。


 2017年シーズンのMotoGPではどのライダーがもっとも多くファステストラップを記録したのだろうか。


【4位:スコット・レディング(FL/1回)】


※FL=ファステストラップ

スコット・レディング/オクト・プラマック・レーシング
スコット・レディング/オクト・プラマック・レーシング


 第8戦オランダGPでファステストラップを記録したレディング。2017年の第8戦オランダGP決勝はドライでスタートしたものの、中盤すぎから雨が落ち始めた。


 レディングは雨が降る前の序盤の6周目にファステストラップを記録しており、路面状況の変化で、これ以上のファステスト更新はならなかった。


 ちなみにレディング自身は残り2周で転倒し、このレースではリタイアに終わっている。


【3位:アンドレア・ドビジオーゾ、ダニ・ペドロサ、ジョナス・フォルガー(FL/2回)】


アンドレア・ドビジオーゾ/ドゥカティ・チーム
アンドレア・ドビジオーゾ/ドゥカティ・チーム


 ランキング2位のドビジオーゾは第15戦日本GP、第17戦マレーシアGPの2レースで決勝ファステストラップを記録。もてぎ(日本GP)はフルウエット路面、セパン(マレーシアGP)はウエット路面からスタートして次第に乾き始めていくコンディションのレースでファステストを更新した。


 2017年はマルク・マルケスとタイトルを争ったドビジオーゾだが、全18戦中12戦で決勝ベストラップトップ5圏内を記録。これはマルケスに次ぐ記録であり、決勝でもコンスタントに速さを見せていたことが分かる。

ダニ・ペドロサ/レプソル・ホンダ・チーム
ダニ・ペドロサ/レプソル・ホンダ・チーム


 ペドロサは第4戦スペインGP、第14戦アラゴンGPの2戦でファステストラップを記録。得意とするヘレス(スペインGP)ではフリー走行1回目から3回目までトップタイム、予選でポールポジションを獲得し、決勝でも優勝と圧倒的な速さを見せた。


 ちなみにペドロサは第10戦チェコGPでもファステストラップを記録しているが、マーベリック・ビニャーレスと同タイムだったため、先に記録したビニャーレスがファステストラップ記録者となった。


 ペドロサも全18戦中10戦で決勝ベストラップトップ5圏内につけており、コンスタントに上位に食い込む実力の持ち主だ。

ジョナス・フォルガー(ヤマハ)


 MotoGPクラスルーキーのフォルガーは第7戦カタルーニャGPと第9戦ドイツGPの2戦でファステストラップを記録。カタルーニャGPでは6位入賞、ホームレースのドイツGPではMotoGPクラス初表彰台となる2位に入賞している。


 しかし、中盤戦以降は体調不良に見舞われ、終盤の4戦を欠場。肝臓の代謝解毒が正常に機能しない『ジルベール症候群』と診断され、療養を続けていたが、2018年は残念ながら病気療養のため欠場する決断を下した。


【2位:マルク・マルケス(FL/3回)】


マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム
マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム


 チャンピオンのマルケスは第3戦アメリカズGP、第12戦イギリスGP、第13戦サンマリノGPの3レースでファステストラップを記録した。


 この内、マシントラブルでリタイアに終わったイギリスGPを除き、アメリカズGP、サンマリノGPでは優勝。得意のオースティン(アメリカズGP)では独走優勝。ウエットの難しいコンディションとなったミサノ(サンマリノGP)では最終ラップにトップに立つと、一気にファステストを記録して優勝した。


 マルケスは全18戦中13戦で決勝ベストラップトップ5圏内につけている。


【1位:マーベリック・ビニャーレス、ヨハン・ザルコ(FL/4回)】


開幕戦で強さを見せたマーベリック・ビニャーレス
開幕戦で強さを見せたマーベリック・ビニャーレス


 ビニャーレスは第2戦アルゼンチンGP、第5戦フランスGP、第6戦イタリアGP、第10戦チェコGPと計4回決勝ファステストラップを記録。この内、アルゼンチンGP、フランスGPで優勝しており、イタリアGPで2位、チェコGPでは3位に入賞している。


 2017年は開幕2連勝と好調なスタートを切ったビニャーレスだったが、ヨーロッパラウンドに入ってからは路面グリップの悪いコース、路面温度の高いセッションなどで苦戦を強いられた。


 フランスGP以降は勝利することができず、ランキング3位となったが、ファステストラップ獲得回数ではトップを記録。18戦中9戦で決勝ベストラップトップ5圏内に入った。

ヨハン・ザルコ/モンスター・ヤマハ・テック3
ヨハン・ザルコ/モンスター・ヤマハ・テック3


 ビニャーレスと同じ4回のファステストラップを記録し同率1位となったのはMotoGPルーキーのザルコ。ザルコはMotoGPデビューとなった開幕戦カタールGP決勝でトップを走る活躍を見せ、最終的に転倒リタイアに終わったものの、MotoGP初ファステストラップを記録した。


 その後、第11戦オーストリアGP、第16戦オーストラリアGP、第18戦バレンシアGPと計4回ファステストラップを記録。全18戦中9戦で決勝ベストラップトップ5圏内につけた。


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