レアル、ベンゼマ&ヴィニシウス弾でマジョルカに3発快勝！　久保建英は78分までプレー

　ラ・リーガ第28節が14日に行われ、久保建英の所属するマジョルカはレアル・マドリードと対戦した。

　マジョルカは久保が9試合連続の先発出場し、78分までプレー。一方、レアル・マドリードは9日に行われたチャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16セカンドレグ パリ・サンジェルマン（PSG）戦から4選手を入れ替え、ブラジル代表MFカゼミーロらがスターティングメンバーに名を連ねた。

　最初にチャンスを迎えたのはレアル・マドリード。5分にFWヴィニシウス・ジュニオールが左サイドでドリブルを開始すると、斜めに走り込んできたFWカリム・ベンゼマへスルーパスを供給。ベンゼマは右足でボールをコントロールし、最後は左足を振り抜くも相手GKに防がれた。

　マジョルカは34分、中盤でボールを受けたMFダニ・ロドリゲスがFWアンヘルへロブパスを供給した。相手DFと競り合う形となり、ボールを収めることができなかったが、こぼれ球にいち早くDFパブロ・マフェオが反応。最後は左足でシュートを放つもわずかに枠を捉えられない。

　スコアレスドローで前半を折り返したレアル・マドリードは54分、敵陣深くでMFフェデリコ・バルベルデのプレスからボールを奪取すると、ベンゼマが左サイドを駆け上がったFWヴィニシウスへラストパス。ヴィニシウスが絶好のチャンスを決めきり、レアル・マドリードが先制に成功する。

　さらにレアル・マドリードは74分、左サイドに流れたベンゼマがドリブルでペナルティエリア内へ侵入。内側に走り込んできたヴィニシウスへパスを供給すると、同選手が倒されてPKを獲得した。このPKをベンゼマが決めてレアル・マドリードがリードを2点差に広げる。

　なおも“白い巨人”の攻勢は止まらない。81分にCKを得たレアル・マドリードはショートコーナーを選択。意表をついた形となり、DFマルセロが高精度のクロスを供給すると、ベンゼマが頭で合わせてネットを揺らした。

　試合はこのまま終了。レアル・マドリードに完敗したマジョルカはラ・リーガ5連敗となった。一方、首位に立つレアル・マドリードは同リーグ4連勝。同節で2位につけるセビージャが引き分けたため、勝ち点差「10」に広げた。

　20日に行われるラ・リーガ第29節でマジョルカはエスパニョールと敵地で対戦。一方のレアル・マドリードは21日、“サンティアゴ・ベルナベウ”でバルセロナとの“エル・クラシコ”に挑む。　

【スコア】
マジョルカ　0−3　レアル・マドリード

【得点者】
0−1　54分　ヴィニシウス・ジュニオール（レアル・マドリード）
0−2　77分　カリム・ベンゼマ（レアル・マドリード）
0−3　82分　カリム・ベンゼマ（レアル・マドリード）