“打感”でゴルフは変わる! 最新ボール23機種をドライバーの打ちたい弾道で仕分けしてみた

2024年3月16日(土)19時30分 ALBA Net

海老原が各ボールをドライバーで打ち、実際に出た球筋と試打感想を元にまとめたのがこのグラフ。打感の硬さと重さを10段階で評価すると、大きな流れとして打感と出やすい球筋が相関関係になっているのがわかる。(弾道計測には「GC4」を使用。スピン量と打ち出し角はHS46±0.3m/sで打ったナイスショット5球の平均値。使用クラブは「スリクソン ZX-5 Mk II LS」の9.5度)

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大きさも形も同じに見えるボールだが、その中身は千差万別。どれを選ぶかでスコアやプレー内容が大きく変わる。そこでギアに精通するプロゴルファー、海老原秀聡が最新ボール23機種を試打し、その性能を徹底検証した。


「ボール自体の重量は同じでも、インパクトで感じる重さには違いがあり、打感が硬くて重く感じるボールはヘッドスピードの速い人、打感が軟らかくて軽く感じるボールはヘッドスピードの遅い人が打ったときに最大飛距離を出せます」

クラブと同じく、ボールにもモデルによって出やすい球筋がある。その要因になっているのが打感の硬さだ。打感が軟らかくて軽いボールはつかまりやすく、打感が硬くて重いボールは左に行きにくい傾向があるのだ。

「打感の硬さと重さは、インパクト時の衝撃の大きさに比例します。硬・重のボールは衝撃が大きく、ボールに当たり負けてフェースが返りにくいのでフェードが出やすいです。逆に軟・軽のボールは衝撃が小さくヘッドが返りやすいし、ボールがつぶれてフェースに乗る時間が長いのでドローが出やすいです。スライサーや左へのミスに悩む人は、ボールにも注目してみましょう」

海老原が各ボールを試打し、実際に出た球筋と試打感想を元にまとめたのがこの記事のグラフ。それぞれの打感と照らし合わせると、大きな流れとして打感の硬さと重さが出やすい球筋と相関関係になっているのがわかる。

また、ショートゲームで状況に応じてスピンや球の高さを打ち分けたい中・上級者はウレタンカバーのスピン系。同じ打ち方でオートマチックに寄せたい初・中級者はアイオノマーカバーのディスタンス系が合うという。

クラブ選びや練習に時間をかけるゴルファーは多いが、ボールにこだわる人は多くはない。もしかしたらボール選びが上達への近道となるのかもしれない。


試打/解説 海老原秀聡
えびはら・ひであき/2012年プロ入り。現在は「GOLF&FITNESS POINT芝浦」でインストラクターを務めている。正確なショットに定評があり、最新のスイング理論はもちろんギアにも精通している

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