【ONE】ロッタン「KOするつもりで臨む」 武尊と日本で3度目の対面「減量も心配なく準備万端」

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　アジア史上最大の格闘技団体「ONEChampionship」（ONE）は、17日に都内で会見を行い、3月23日にさいたまスーパーアリーナで開催される「ONE172」に参戦する選手たちが意気込みを語った。メインイベントに出場するロッタン・ジットムアンノン（タイ）は元K−1・3階級制覇の武尊戦に向けて自信をのぞかせた。

　「武尊をKOするつもりで臨みます」。

　ロッタンは8歳からムエタイの試合に出場。18年6月にはRISEのリングで那須川天心とキックボクシングルールで対戦。那須川を最後まで苦しめて、延長判定負けを喫したものの、ファンに大きなインパクトを残した。19年からONEと契約。19年8月にジョナサン・ハガティーを破って、ONEムエタイ世界フライ級王者に輝いた。その後、5度の防衛に成功したが、6度目の防衛戦となった24年11月のジェイコブ・スミス戦で計量ミス。王座はく奪となった。（試合は判定勝利）。武尊とは24年1月28日のONE日本大会で一度対戦が決定していたが、ロッタンのケガにより対戦が消滅。今回再び対戦が決定した。

　3度目の対面となったこの日。ロッタンはイスラムの衣装で登場した。「今回の試合に参加できることを大変嬉しく思います。そしてここまでの道のりで、武尊選手をずっと見てきました。天心選手との試合やK—1の試合見てきました。僕の人生において武尊選手と試合ができるということは本当に光栄でとても嬉しいことです」と口にした上で、「23日はタイ人代表としてONEチャンピオンシップの代表として、素晴らしい試合を届けられると思います」とファンに誓った。

　会見終了時のフェースオフでは約11秒間の“超接近”のにらみ合いを見せた。

　会見後の囲み取材では「減量も心配なく準備万端です」とコンディションの良さをアピールした。「とにかく今回の試合のために全力で練習をしてきました。武尊をKOするつもりで臨みます」とKO宣言した。

　今回の試合は那須川天心、武尊、ロッタンの三角関係となる一戦でもある。天心に惜敗しているロッタンは「世界で僕が勝ったと思ってくれるのはうれしい。僕は判定を認めます。実際に試合の後は心も体も痛かった。もし再戦があればリベンジしたい」と那須川にも強さを見てほしいとメッセージを送った。

　最後に「大好きなお刺身が美味しい国で僕の強さを見せたい」と笑顔を見せた。