【ONE】武尊 「今後は冷静に考えたい」 ロッタンに1ラウンドKO負け

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　格闘技の「ONE172」が23日、さいたまスーパーアリーナで行われた。K−1元3階級制覇王者でISKA世界ライト級王者・武尊（team　VASILEUS）が元ONEフライ級ムエタイ王者のロッタン・ジットムアンノン（タイ）にまさかの1R1分20秒KO負けを喫した。

　まさかの結末だった。1R序盤は武尊が相手の蹴りが当たらない距離間で戦っていたがロッタンのうまさが光った。武尊は右ローキックから左フックを被弾。下がったところに強烈な左フックを被弾し倒れる。なんとか立ち上がろうとしたところをレフェリーが止めて悔しいKO負けとなった。

　試合後のインタビューでチャトリCEOは武尊について「以前から武尊とロッタンの試合は1度では終わらない。今後はチームで相談したい。ハイクラス、ハイレベルで結果が変わります。KOされることはわかっていた。武尊も裏で話したが続けたいと言っていた。ONEのベルトを獲りたいといっていた」と継続参戦を示唆した。

　その後、武尊の会見も開催。「ONEの大きな大会ができてうれしいことだし、日本の選手と世界と戦えてうれしかったし、感謝したい」とまずお礼を述べる。KOシーンには「立ってもどうなっていたかわからない。自分が弱かった。自分の体でできるだけのこと。大将の自分が負けて情けない気持ちです」と反省の弁。ロッタン戦には「倒されるなら思い切り殴り合いたかった。リベンジしたいが今はちょっと」と言葉を濁した。

　今後については「追い込みから懸けてきたが、次のことを考えずに追い込みやってきた。試合はこういう結果になって悔しさはある。やり切ったかと言えば分からない。次のことは冷静になって考えて発表した」と明言は避けた。

　ファンに「変わらず応援してくれたファンにありがとうと言いたいです」と感謝していた。