【巨人】坂本勇人 オープン戦打率1割の「正念場」おびやかす「選手の名前」

2023年3月18日(土)12時15分 ココカラネクスト

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 数々の金字塔を打ち立ててきたスラッガーがもがいている。

 開幕まで残り2週間を切り、各球団、最終調整の段階を迎えた。打順オーダー、先発ローテーションの顔ぶれを固める時期にきているが、巨人では巻き返しが期待されるベテラン、坂本勇人(34)の状態が心配されている。

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 ここまでオープン戦7試合に出場し、20打数2安打の打率1割。2安打の内容も内野安打のみと長打が出てないことも気がかりな状況となっている。

 原辰徳監督は開幕オーダーに関しても、このままの低空飛行が続くと7番、8番といった下位の打順での起用も示唆。何とか開幕まで間に合わせることを期待している。

 一方、今季のチームにとって「坂本再生」は大きなテーマの一つとなっている。昨年は開幕前を含め3度の故障離脱で83試合に出場し、打率286、5本塁打、33打点といずれもレギュラー定着以来、キャリアワーストの成績となった。

 本人も「打球が飛ばない」と悩む中、新任の大久保打撃チーフコーチを始め、首脳陣は手を差し伸べているが、なかなか状況が上向いてこない。

 一方、「ポスト坂本」を狙う若武者たちは着々とアピールに励んでいる。ドラフト4位ルーキー、「ストロング門脇」の異名でも知られる門脇誠(22=創価大)はここまでのオープン戦打率は26打数7安打、打率・269。特に定評のある守備では遊撃のほかに二塁、三塁もこなし、本人も自信があるという肩の強さが評価されている。

 昨年は坂本の故障離脱が続く中、遊撃で最も多く先発出場を果たしたプロ3年目の中山礼都(21)も負けていない。オープン戦はここまで17打数7安打、1本塁打の打率・412、16日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)では4安打2打点の固めうちと猛アピールを続けている。

 これらポスト坂本といわれる選手たちが育つ中、原監督もある方針を固めている。昨年までの「坂本頼り」だったチームを脱却。今年は昨年同様に坂本がコンディション不良などに陥った場合は、容赦なく若手に切り替えると周囲にも明言している。

 坂本は若干19歳で巨人のショートに定着。体に負担がかかる遊撃ポジションを守り、31歳10か月で2000本安打を達成した。これは史上2番目の早さと非常に早熟な才能と共に、その裏には多大なる陰の努力があったことも広く知られている。

 巨人のオープン戦は残り7試合、「生涯遊撃」を目標に掲げる背番号「6」は若手の高い壁であり続けられるか。意地に期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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