「名前を覚えておいてもらいたい」巨人のレジェンドOBも絶賛 「勝ちパターンでも見たい」と推す3年目右腕の存在とは

2024年3月18日(月)11時41分 ココカラネクスト

育成から支配下となった京本の活躍が期待されている(C)産経新聞社

 3月29日の開幕戦を前にV奪回を目指す巨人でもチーム編成が急ピッチで進められている。

 し烈な外野手争いも話題を集めているが、昨年リーグワーストの救援防御率と近年の課題であったブルペン整備、投手運用をどのように進めていくのかも注目となる。

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 リリーバーの中でもどの投手が「勝利の方程式」として構築されていくか注目が集まる中、期待されているのは先に育成から支配下登録されたプロ3年目右腕の京本真にもある。

 17日に行われた日本ハムとのオープン戦、4点リードの8回から4番手で登板した京本は2回無安打無失点と好投。先頭の代打・野村佑希を三直に打ち取ると、続く代打・万波中正を中飛に封じる。3人目の松本剛を三ゴロに抑えると9回も3者凡退に抑え、しっかりアピールを果たした。

 今春のキャンプからアピールを続け、支配下を勝ち取った3年目右腕に関しては、阿部慎之助監督も勝ちパターンの一角を務めて欲しいと期待を寄せている。
 
 京本に関しては巨人OBの間からも今シーズンの飛躍を予想する声も出ている。

 17日のBSテレ東で放送された中継解説を務めた巨人OBで昨年は1軍投手チーフコーチも務めた阿波野秀幸氏は8回から登板した京本に関して、「ジャイアンツファンの方は京本君のことを知っている方は多いと思うんですけど、中継見ている方は京本という名前を覚えておいてもらいたいです」と今季必ず活躍する存在になることを示唆。

 とてもいいボールを投げるとした上で、阿波野氏も巨人コーチ時代に「育成なの?」と目を疑ったという。さらに昨年の侍ジャパンとの壮行試合では令和の三冠王・村上宗隆(ヤクルト)とあえて対戦させたというエピソードも披露。結果は本塁打を浴びたが、当時からチーム首脳陣からの期待は高かったことがうかがえる。

 「いいチェンジアップを投げるんですよ」と150キロ超えの剛速球が注目を集める中、ゆったりとしたフォームから緩急を使った投球術も光るとした。

 この日も2イニングを無安打に抑えるなど結果を残した右腕について、阿波野氏は「ボールの勢いもありますし。1軍に慣れてきたなという感じがします」とコメント。さらに「阿部監督が言うように勝ちパターンでも見たいピッチャーですよね」と勝利の方程式の一員入りに期待を寄せた。

 巨人のリリーフ陣は順調にいけば、今週中のゲームでコンディション不良で出遅れていた守護神の大勢が合流予定。そこで改めて、開幕からの勝ちパターンの救援陣の形が明らかになっていくと見られる。

 果たしてここまで順調に階段を上がってきた3年目右腕は新たな「育成の星」となれるか。厚みを増した救援陣の生き残りをかけた戦いも引き続き、注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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