【センバツ】花巻東が同日開幕の大谷翔平先輩へ贈る7年ぶり春1勝 次戦は鈴木誠也母校・二松学舎大付と
2025年3月18日(火)15時29分 スポーツニッポン
◇第97回選抜高校野球大会第1日 1回戦 花巻東(岩手)10—2米子松蔭(島根)(2025年3月18日 甲子園)
3年ぶり5回目出場の花巻東(岩手)が7年ぶりに「春1勝」をマークした。33年ぶり2回目出場の米子松蔭(鳥取)に10—2で大勝し、この日夜に東京ドームで開幕戦を迎えるOBのドジャース・大谷翔平投手(30)へ勝利の報告を届けた。2回戦ではカブス・鈴木誠也外野手(30)の母校、二松学舎大付(東京)と対戦する。
花巻東は主砲の古城(2年)が右上腕部肉離れでスタメンを外れ、1メートル80、94キロの背番号17・赤間(2年)が「4番・左翼」で先発。初回から打線が猛威を振るった。1死一、二塁から赤間が木製バットで中堅の頭上を超える先制の適時二塁打。6番・山崎(3年)も左翼線二塁打でこの回3点を奪った。
1点を返された3回にも2死一、二塁から山崎が中堅右を破る2点二塁打。7番・森下(3年)も中前適時打を放ち、6—1とした。4回には2死二塁から3番・新田(3年)が右翼線へ適時三塁打。さらに赤間の三塁強襲内野安打で8—1とリードを広げた。
1メートル84の大型右腕・金野(3年)は2回まで4四球と制球が不安定だったが、7回まで120球を投げて7安打7奪三振1失点。7回には金野の代打・中村主将(3年)が右前適時打、8回にも新田の右前適時打で加点し、甲子園では春夏通じ36試合目で初の2桁得点となる14安打10点で初戦を突破した。