スーパーGT:無観客開催の富士公式テストエントリー公開。両クラスで44台が参加

　スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは3月19日、富士スピードウェイで3月28〜29日に開催する富士公式テストのエントリーリストを発表した。両クラス合計で44台が参加を予定している。

　富士での公式テストは、シーズン開幕前最後の走行チャンスとなるもの。首都圏からアクセスしやすい富士での開催ということもあり、例年多くのスーパーGTファンが最新マシン、最新カラーリングをチェックしようと足を運ぶイベントでもある。

　しかし、2020年については日本で感染が拡大している新型コロナウイルス（COVID-19）の影響もあり、富士公式テストは観客を受け入れない無観客イベントとすることが発表されている。

　そんな富士公式テストにはGT500クラスが15台、GT300クラスが29台、両クラス合計で44台が名を連ねている。GT500は各チームとも年間エントリーで発表済みのレギュラードライバーを起用している。

　GT300クラスでは22号車アールキューズ AMG GT3を走らせるR’Qs MOTOR SPORTSが参加しておらず、年間エントリーより1台少ない29台が参加を予定。このうちPACIFIC NAC D’station Vantage GT3とarto RC F GT3は第2ドライバーの登録がなく、PACIFIC NAC D’station Vantage GTは藤井誠暢のみ、arto RC F GT3は第1ドライバーのショーン・ウォーキンショーと第3ドライバーのマティアス・ベッシェがステアリングを握る。

　また、arto RC F GT3を走らせるarto Panther Team Thailandを含め8チームが第3ドライバーの起用を予定している。

　具体的にはADVICS muta MC86が堤優威、HOPPY Porscheが土屋武士、arto RC F GT3がベッシェ、植毛ケーズフロンティア GT-Rが井上恵一、ARNAGE AMG GT3が廣田築、T-DASH ランボルギーニ GT3が高橋翼、JLOC ランボルギーニ GT3が手塚祐弥、RUNUP RIVAUX GT-Rがテスト初日の28日に柴田優作、2日目に大滝拓也を起用する。

　2020年のスーパーGTは4月11〜12日の第1戦岡山で開幕を迎えるはずだったが、同大会は新型コロナウイルスの影響で開催延期に。3月19日時点のスケジュールでは、この公式テストが行われる富士で5月3〜4日に開催される第2戦がシーズン開幕戦となる予定だ。

■2020スーパーGT富士公式テストGT500クラスエントリー（編集部作成）

■2020スーパーGT 富士公式テストGT300クラスエントリー（編集部作成）