B1リーグ・シーホース三河、信州ブレイブウォリアーズとの今季最終戦を勝利で飾る

2024年3月21日(木)13時7分 ココカラネクスト

 シーホース三河は3月20日(水)、長野、西田(優)が復帰し、フルロスターで臨んだ信州ブレイブウォリアーズとの今季最終戦。序盤から攻守にアグレッシブなプレーで流れを掴み、3Qに25点のリードを奪う。4Qに信州の猛追を浴びて5点差まで迫られたが、長野が冷静にゲームを締めくくり、11点差で逃げ切った。

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—試合結果—
2024年3月20日(水)
三河 〇 85 – 74 ● 信州
(三河通算成績 27勝16敗)

1Q 三河 24–15 信州

序盤から積極的なプレーで流れを掴む

スターティング5は、#10レイマン、#11久保田、#19西田(優)、#43イ、#54ガードナー。#19西田(優)が約2ヶ月ぶりに復帰を果たす。

激しいディフェンスで信州のオフェンスのリズムを狂わせ、#54ガードナーのスクリーンをうまく使って#43イが初得点。#11久保田のドライブ、さらにケガ明けの#19西田(優)が力強いアタックでバスケットカウントをもぎ取り、7-1と順調な立ち上がりを見せる。

信州は#25マッツのリバウンドで反撃するが、#54ガードナーのリバウンド、#10レイマンの3Pシュートで12-3とリードを広げる。信州は早々にタイムアウトを取るが、#54ガードナーのポストアップ、#19西田(優)と#11久保田のコンビプレーで主導権を渡さない。

残り4分半に、ケガから復帰した#7長野が“大青援”に迎えられてコートイン。#10レイマンの3Pシュートで13点のリードを得るが、信州#26ブラントの連続得点で一桁点差に戻される。残り37秒、#18角野が3Pシュートを沈めて二桁差に押し返すが、信州#0アバリエントスに3Pシュートを決め返され、9点リードで1Qを終える。

2Q 三河 46–33 信州 (三河 22–18 信州)

粘り強い守備から多彩なオフェンスを展開。13点差で後半へ

スタートは、#0オーガスト、#7長野、#18角野、#27石井、#54ガードナー。

#54ガードナーのパワーアタック、#7長野のドライブで先手を取る。#19西田(優)のキックアウトから#54ガードナーがコーナー3Pシュートを射抜いて、31-17とリードを広げる。

信州#25マッツ、#50マーシャルを中心に巻き返され、開始3分半に#25マッツの3Pシュートで5点差に迫られるが、#0オーガストのダンクで勢いを取り戻すと、#0オーガストのアタック、3Pシュートの連続得点で再びリードを二桁に広げる。

信州#50マーシャルにボーナススローで得点を重ねられるも、#43イと#10レイマンがファストブレイクから立て続けに得点。13点差でハーフタイムを迎えた。

3Q 三河 70–50 信州 (三河 24–17 信州)

長野が攻守に持ち味を発揮。リードを20点に広げる

スタートは、#10レイマン、#11久保田、#27石井、#43イ、#54ガードナー。

#27石井の絶妙アシストで#54ガードナーがゴール下を決め、ファストブレイクから#54ガードナーが3Pシュートを射抜いて51-33と後半も三河がペースを掴む。信州#11石川に3Pシュートを決め返されるが、#54ガードナーがディープ3Pシュートを沈めて会場を沸かせる。

開始4分半、#10レイマンがファストブレイクからフリースローを獲得、58-38と20点差を築く。

さらに#7長野がタイトなディフェンスでオフェンスファウルを誘発するなど持ち味を発揮。オフェンスでもスピードに乗ったドライブでフリースローを獲得し完全復活をアピールする。

その後も攻め手を緩めず、残り2分に#18角野の3Pシュートで25点のリードを得る。終盤、信州#50マーシャルに反撃されるが、20点のリードで最終Qへ。

4Q 三河 85–74 信州 (三河 15–24 信州)

5点差まで猛追されるが、長野が冷静にゲームを締める

スタートは、#0オーガスト、#1中村、#7長野、#18角野、#32シェーファー。

#18角野の鋭いドライブから#0オーガストがダンクを叩き込んで先手を取る。信州に3Pシュートで盛り返されるが、#54ガードナーがパワーアタックから連続得点で対抗する。

開始4分、#11久保田とのコンビプレーで#0オーガストがダンクを決めて、78-60と18点のリードを保つ。

しかしそこから信州#12栗原の3Pシュート、#25マッツの連続得点で猛追を浴び、#11石川のアタックで9点差に迫られてオフィシャルタイムアウトを迎える。

その後も信州の勢いを止められず、残り3分に信州#12栗原3Pシュートで79-74と5点差まで詰め寄られる。

タイムアウトで悪い流れを切ると、大事な時間を託された#7長野が#54ガードナーとの2メンゲームで崩してボーナススローで加点。さらに#7長野は時間を使いながら巧みに信州のファウルを誘発、ボーナススローを2本とも沈めて点差を8点に広げる。さらに粘り強いディフェンスで信州にタフショットを打たせ、残り17秒に#54ガードナーの3Pシュートをお膳立てして、見事にゲームを締めくくった。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

非常に良い試合だったと思います。特に3Qまでの30分間は非常に良いものが出せたと思います。

同時に学ぶべきことも多くあった試合でした。残り10分切って18点勝っていたタイミングから1本止めるところの必要性、ミスをしないことというのを見ていきたいと思います。

今後のシーズンに向けて我々にかかってくるプレッシャーはどんどん大きくなっていきます。そういった中で、この経験は次に繋がると考えています。

また、#7長野選手は試合から遠ざかっていましたが、復帰することができて今日は特に助けてくれたと思います。怪我人が戻ってきてくれたという点でも良かった試合でした。

-バイウィーク中はどんなことを伝えてどう過ごしていましたか?
バイウィーク中に伝えたことは、自分たちの強みを取り戻して高めようということでした。ディフェンス面では、しっかりとペイントを守るということ。自分たちのディフェンスでシュートを落とさせる、もしくはターンオーバーを取る。その点では、今日の試合は#7長野選手、#19西田(優)選手が帰ってきてくれて貢献してくれたと思います。

オフェンス面では、自分たちがしっかりセットアップした形でオフェンスに入ること、自分たちのやるべきことを遂行するレベルを上げること。これらはバイウィーク前、最後のSR渋谷戦から学んだことが練習に生かされ、今日の試合に生きたと思います。SR渋谷戦では自分たちのオフェンスのセットアップが上手くいかなくて、失ってしまうことが多かったです。今日の試合ではそれが改善されていたと思います。

ココカラネクスト

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