大一番を控えるブラジル代表に激震…GKアリソンが脳震とうの疑いでリヴァプールに帰還

2025年3月22日(土)4時15分 サッカーキング

頭部を負傷してピッチに倒れ込むアリソン [写真]=Getty Images

 リヴァプールに所属するブラジル代表GKアリソンが頭部の負傷により同国代表チームから離脱した。21日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在32歳のアリソンは母国ブラジルのインテルナシオナルでプロキャリアをスタート。2016年2月にローマへと完全移籍し、2018年7月には6250万ユーロ(約101億円)とも報じられる移籍金でリヴァプールに加わった。すぐさまレギュラーへ定着すると、1年目から公式戦51試合に出場。以降は世界屈指のGKに成長を遂げ、リヴァプールではここまで公式戦291試合に出場している。

 FIFAワールドカップ26南米予選に臨むブラジル代表へ招集されたアリソンは、21日に行われた第13節コロンビア戦に先発出場。試合は後半アディショナルタイムにヴィニシウス・ジュニオールが決勝弾を挙げてブラジル代表が2−1の勝利を収めたものの、アリソンは終盤に相手選手と激しく交錯し、77分に負傷交代を余儀なくされていた。

 試合後、同国代表のチームドクターを務めるロドリゴ・ラスマール氏がアリソンの負傷状態について言及。「アリソンは頭部を負傷し、脳震とうの疑いがあるため交代となった」と明かしつつ、「CBF(ブラジルサッカー連盟)のプロトコルに従い、推奨される検査を受けることになる。すべての検査結果が正常であれば、認知機能テストを行い、選手の状態を評価する」とコメントした。一方で、「現在のところ彼の状態は安定しており特に問題を訴えていない。意識を失ったり、記憶を失ったりした症状もない」と重症の可能性は否定している。

 そんななか、所属するリヴァプールもアリソンに関する声明を発表。「現在アリソンはマージーサイドへ移動中で、到着後はクラブのメディカルスタッフによる検査を受ける予定となっている」と説明した。これにより、同選手はブラジル代表からの離脱と25日に開催される南米予選第14節アルゼンチン代表戦の欠場が決定。“セレソン”にとっては大きな痛手となりそうだ。

サッカーキング

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