知ってるようで知らないマスターズ豆知識「アーメンコーナーの名付けの親は誰?」

2024年3月23日(土)11時45分 ALBA Net

アーメンコーナー(撮影:GettyImages)

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いよいよ4月11日(木)からオーガスタナショナルGC(米国・ジョージア州)で、マスターズが始まる。2021年大会で日本人初優勝を果たした松山英樹の活躍も気になるところだが、マスターズといえばコースや歴史など、さまざまな逸話が存在する。そこで知っているだけでテレビ観戦がさらに面白くなり、ゴルフ仲間にも自慢できる豆知識を紹介しよう。


●アーメンコーナーの名付けの親は?
1958年、28歳のアーノルド・パーマーは猛追するダグ・フォードを3番のイーグルでかわした。難易度が高く、運命的なスコアが出る11〜 13番。この劇的なコーナーを表すのに適した名称はないか……。そう考え、当時流行っていた「Shouting in that Amen Corner」の歌詞から着想を得て『アーメン・コーナー』と名付けたのは作家のハーバート・ウォーレン・ウィンド。自著『fateful corner』( 運命の曲がり角)の中で、「11番ホールの第2打から12番ホール、そして13番ホールの第1打にかけての荘厳なゲームの流れは、まるで刺激的な儀式を執り行うようなアーメン・コーナーといえよう」と書いている。
 
●ヤケになって池に打ち込み、ワースト記録を達成
12番ホールのワースト記録は1980年のトム・ワイスコフの「13」。第1打が池で、本人いわく「ベストショットと思った」。同じイメージでショットしても再び池。最後は意固地になり同じ距離から何発も打ち込んだ。グリーンは横長で、奥行きは左サイドが16ヤード、中央が10ヤード、右サイドが13ヤードだった。
 
●3つの橋の名前は知ってる?
コース内に大小3つの池、2本の川のウォーターハザード。そしてプレーヤーの名前が付く3つの橋がある。サラゼンが15番の橋。ネルソンが12番の橋。そしてベン・ホーガン・ブリッジが13番グリーン脇の橋で、1953年に274のスコアで優勝したのを記念して1958年に作られたもの。
 
解説・三田村昌鳳
みたむら・しょうほう/ゴルフジャーナリスト。1949年生まれ、神奈川県出身。74年以来、40回以上マスターズを取材。95年米国スポーツライター・ホールオブフェイム、96年第1回ジョニーウォーカー・ゴルフジャーナリスト賞優秀記事賞など受賞。日蓮宗の僧侶として自坊の住職も兼ねる
 
◇ ◇ ◇
 
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