6月のデトロイト戦、1週間遅れの開催へ。GTLM追加でコルベットが故郷凱旋/IMSA
2021年3月26日(金)18時21分 AUTOSPORT web
デトロイトで行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の1戦は、NTTインディカー・シリーズと同じ6月11〜13日の週末に移され、ベル・アイルを舞台にした2日間のIMSAショーを含む都合3日間の総合イベントとして行われることになった。
今週木曜日に発表されたこのアナウンスより、今季第5戦に組み込まれているデトロイト戦では最高峰クラスのDPi以下、GTLM、GTDの各マシンが12日(土)に100分間のスプリントレースを戦うことになる。
当初、同ラウンドにはDPi、LMP2、GTDが参加予定だったが、シリーズはGTLMを追加した。ただし、チャンピオンシップポイントの対象外としている。一方、LMP2はイベントから除外され、デトロイトの代わりとなるラウンドは後日発表される予定だ。
開催が1週間遅くなったことにより、デトロイト戦はニュルブルク24時間レースとの日程重複を回避することになったが、今後はWEC世界耐久選手権第2戦ポルティマオと衝突することに。このため数名のドライバーに営業が出るものと考えられる。
Sportscar365は、デトロイトがGTLMクラスのノンポイントイベントであることと、ウェザーテック・レーシングを運営するプロトン・コンペティションがWECを優先することからポルシェチームがベル・アイルに参加しないことを理解している。
「ル・マン24時間レースが8月に移行したことで私たちは、世界でもっとも才能のあるスポーツカーやオープンホイールのドライバーたちがサーキットで活躍する週末をレースファンに提供する、伝統的なイベントを継続する機会得た」と語るのは、IMSAのジョン・ドゥーナン代表。
「6月11日から12日まで、IMSAシボレー・スポーツカー・クラシックのためにベル・アイル・パークに戻ることを楽しみにしている」
イベント・プレジデントのマイケル・マントリは「2021年にベル・アイルで開催されるシボレー・デトロイト・グランプリは、6月11〜13日の週末に開催される伝統的なイベント形式に戻り、3つの素晴らしいレーシングシリーズよる5つのグレートレースが開催されることになった」とコメント。
「土曜と日曜にインディカーのスターたちとインディ・ライツを戦う新星たちがレースを多ない、金曜と土曜にはコルベット・レーシングがIMSAの激しいスポーツカー・アクションに加わることにより、モーター・シティでの信じられないような週末になるだろう」
■IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権 改訂版2021年シーズンスケジュール(3月25日発表)
Round | Date | Circuit | Class |
---|---|---|---|
– | 1月22〜24日 | ロア(デイトナテスト) | DPi、LMP2、LMP3、GTLM、GTD |
Rd.1 | 1月28〜31日 | デイトナ24時間 | DPi、LMP2*、LMP3*、GTLM、GTD |
Rd.2 | 3月17〜20日 | セブリング12時間 | DPi、LMP2、LMP3、GTLM、GTD |
Rd.3 | 5月14〜16日 | ミド・オハイオ | DPi、LMP3、GTD |
Rd.4 | 6月11〜12日 | デトロイト | DPi、GTLM*、GTD** |
Rd.5 | 6月24〜27日 | ワトキンス・グレン6時間 | DPi、LMP2、LMP3、GTLM、GTD |
Rd.6 | 7月2〜4日 | モスポート・パーク | DPi、LMP3、GTLM、GTD** |
Rd.7 | 7月16〜17日 | ライムロック・パーク | GTLM、GTD |
Rd.8 | 8月6〜8日 | ロード・アメリカ | DPi、LMP2、LMP3、GTLM、GTD |
Rd.9 | 9月10〜12日 | ラグナ・セカ | DPi、LMP2、GTLM、GTD |
Rd.10 | 9月24〜26日 | ロングビーチ | DPi、GTLM、GTD |
Rd.11 | 10月7〜9日 | バージニア | GTLM、GTD |
Rd.12 | 11月11〜13日 | ロード・アトランタ10時間 (プチ・ル・マン) | DPi、LMP2、LMP3、GTLM、GTD |
* GTLM、LMP2、LMP3クラスにおいて、選手権ポイントをカウントしない
** GTDクラスでIMSAウェザーテック・スプリントカップのポイントのみ付与