「それに尽きる」…ウクライナ戦で宇佐美貴史が感じた「個の力の重要性」

2018年3月28日(水)1時18分 サッカーキング

ゴールを喜ぶウクライナの選手。ベンチから見ていた宇佐美は「個の力の重要性」を痛感した [写真]=Getty Images

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 日本代表FW宇佐美貴史(デュッセルドルフ)は、1−2で敗れたウクライナ代表戦で「個の力の重要性」を痛感した。

 ベンチスタートとなった宇佐美は、相手MFイェウヘン・コノプリャンカ(シャルケ)のドリブル突破が起点となって生まれたウクライナの2点目を見て、こう感じたという。

「1失点目は少し不運なところもありましたけど、2点目は完全に左サイドの選手(コノプリャンカ)が二人をちぎって、ハーフウェイラインに近いところからチャンスを作っている。ああいうシーンを見ても、戦術とか、チームの決まりごとがある中でもやっぱり個で剥がしていく選手の重要性は感じました。それに尽きると思います」

 ただ、黙って見ていたわけではない。自身もドリブルを得意としている宇佐美は、2018 FIFAワールドカップロシア本大会のメンバー入りをかけ、個人技を磨いていくつもりだ。

「いいものを見られたというか。ああやって個で剥がして行く存在はうちのチームもそうですけど、対戦相手からも盗めるものはあると思います。個でどれだけ打開していけるか。そういう部分を磨いて、ギアを上げて、結果を出して、W杯メンバーに食い込んでいくチャンスをどんどん広げたいと思います」

 デュッセルドルフで好調をアピールし、9カ月ぶりに掴んだ代表の舞台。この2試合で目に見える結果は出せなかったが、「ゼロの状態からここに来られたということは、少し可能性を広げることができた」と手応えも感じている。「ここからどれだけ(可能性を)広げられるかは自分のパフォーマンス次第。切り替えて、自分の所属チームでやっていくしかないと思います」とさらなる成長を誓った。

サッカーキング

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