モンゴル戦に臨む日本代表…森保監督「勝って当たり前のチームと対戦するほど難しいことはない」

2021年3月29日(月)12時11分 サッカーキング

日本代表の森保監督 [写真]=Getty Images

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 日本代表の森保一監督が29日、オンライン上での取材対応を実施した。

 日本代表は30日に2022 FIFAワールドカップ カタールアジア2次予選兼2023 AFCアジアカップ 中国予選のモンゴル代表戦を控えている。25日に行われた国際親善試合の韓国代表戦を3−0と快勝してから迎える一戦に森保監督は「韓国戦という特別な試合、ビッグゲームの後で難しい試合になると思っています」とコメント。FIFAランキングでは27位につける日本と190位のモンゴル代表との試合に向けて次のように意気込みを語った。

「しかしながら、対戦相手でその試合で自分たちにモチベーションが与えられるのではない。我々が何に向かって戦いを続けているのか。どういう目的で、意義で戦っているのかということを再確認してモンゴル戦へ向かいたいと思っています。韓国戦は親善試合だったが、モンゴル戦はW杯出場、その先の目標に向けて、最終予選へ確実に駒を進める目標の途中にいる。我々が目標とすることを達成するために、常に個人のレベルアップとチームのレベルアップが必要だということ。それは対戦相手にレベルアップしてもらうことではない。自分たちがもっともっと強く、もっともっとうまくなる、高い目標に向かっているという志を持ってやることが大切だと思っています」

「我々の活動意義ということで、支援、応援してくださっている、いつもサポートしてくれている日本国民の方々に勝利をもって喜んで頂く。戦う姿勢を見て頂いで、今コロナや自然災害等々で大変な思いをしている人たち、日常生活で大変な思いをして頑張っている人たちに励ましのエールになるような試合をしようということで、我々は社会貢献できるように活動しています。もう一度目標、我々が価値を高めるために自分たちが何をしなくてはならないのか、応援してくれている人々のために何をしなくてはならないかをという目的を確認して試合に臨みたいと思います」

 また、モンゴル戦の先発メンバーについては「今日の練習を見てからになるが、韓国戦から大きく変えようと思ってはいない」として、システムについても「今のところですが、基本的には韓国戦でやった形でスタートしたいと思います。試合中に変えた方がいいことがあれば、3バックに変えるということはこれまでやってきているので、モンゴル戦でも形を変えるかもしれません」と基本的には韓国戦と同じ形で臨むことを明かした。

 2019年10月に行われた2022 FIFAワールドカップ カタール・アジア2次予選およびAFCアジアカップ中国2023予選のモンゴル戦では6−0と快勝している日本代表。30日の試合でも勝利が期待されているが、森保監督は「W杯2次予選の第1戦のホームで戦った試合の6−0という結果を踏まえると大勝している。格下相手だろうと思われるかもしれないが、もちろん絶対に勝たないといけない相手と思って臨みますけど、勝って当たり前のチームと対戦するほど難しいことはないと思います。たくさんある1試合だと思っていても、韓国戦は自然とモチベーションが変わる試合なので、その後のモンゴル戦は難しくなる」と簡単な試合ではないことを強調した。

「一番言いたいことは第1戦を6−0で勝ちましたが、試合前に言葉で圧倒するのではく、選手たちが試合の中で個々のやり方を100%発揮する。チームとしてもしっかり機能できるようにお互いが意思統一しながら戦う。インテンシティを相手に合わせることなく、スタートからしっかり持ち続けて、モチベーションが内向きにあって、自分たちがやるか、やらないかという結果が6−0になったと思うので、今回も選手たちが内向きのモチベーションを発揮してくれることを望んでいる。それがメディアの皆さんにも感じてもらえるように、そしてメディアの皆さんを通して試合を見てくれる方々が、『韓国戦では魂を感じたけど、モンゴル戦では全然ダメだった』ではなくて、どのチームと戦っても自分たちのやるべきことをやってくれるんだということを感じてもらいたい。そして応援してもらっている方々に、『じゃあ私も、じゃあ俺も明日から自分のことをしっかりとやって頑張ろう』と思ってもらえるような試合にしたいと思います」

 30日にフクダ電子アリーナで行われるモンゴル代表戦は19時30分にキックオフ予定となっている。

サッカーキング

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