珍しいトラブルも… 吉田優利は風に苦戦、後半失速に「初めて入る気がしなかった」

2024年3月31日(日)10時14分 ALBA Net

吉田優利は悔いが残る一日に(写真は前日)(撮影:GettyImages)

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<フォード選手権 3日目◇30日◇セビルG&CC(米アリゾナ州)◇6734ヤード・パー72>

伸ばしたいムービングデーは米国らしい風に翻弄された。吉田優利は2バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「75」と落とし、トータル3アンダー・75位に後退した。


ビッグポイント獲得に向けて、52位から上位浮上を目指した。前半は5番からの連続バーディを奪って、ボギーはなし。「前半はすごくよかった。後半で伸ばしたかったけれど、パー5で獲れていなかったのがちょっとずつ後半に響いてきたかな、という印象」。12番、18番のパー5で伸ばせなかった一方、寄せワンを逃した13番からスコアを落としていくことになる、

13番から連続ボギーとすると、15番では2打目がグリーン左の木の枝に引っかかった。「葉っぱがない木だったので、きれいに乗ってビックリした」という状況で、処置のために競技委員を呼んだが、その間に風にあおられ、ベアグラウンドにポトリと落ちた。そこから3パットのダブルボギー。17番も3パットボギーと、取り戻せないまま終わってしまった。

ギアを上げていきたかった後半に、広大なアリゾナに風が吹きつけた。日本では周りにある木を見ながら風を読んでいるというが、ここではそうはいかない。「自分が思ったよりも曲がってしまったり、ケンカさせようとして風に当たりすぎて負けてしまったり。パッティングももう訳が分からなくて、初めて入る気がしないなと思った」と、翻弄(ほんろう)されてショットの精彩が欠くにつれて、グリーン上でも苦戦した。

「いままでで一番強かったと思う」という強風。「自分の持つクラブもそうだけど、自分の持ち球次第で距離が変わってくるというところがなかなか難しかった。すごい良い勉強になりました」と前向きにとらえる。初日に出遅れたが、2日目に「67」をマークして予選通過したところからもその修正力の高さはうかがえる。

これが今季2試合目で、米国ツアーで初の週末を迎えている。あすも気温が下がる見込み。そんなタフなコンディションのなか、決勝ラウンド最下位からひとつでも上を目指していく。


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