【巨人】開幕3連戦で示した強さ 選手を後押しした「阿部采配のポイント」とは

2024年4月1日(月)16時0分 ココカラネクスト

阿部監督の采配も注目を集める(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は3月31日に行われた阪神戦(東京ドーム)に0ー5の完封負け。8回に中継ぎ左腕の中川皓太が森下翔太に一発を浴びるなど、中継ぎ陣が打ち込まれた。

 ただ、終わってみれば注目を集めた開幕カードは昨年覇者の阪神に対し2勝1敗の勝ち越しと上々なスタートを切った。

【動画】これぞ主砲の一振り!開幕2戦目の6回に巨人・岡本がアーチをかけたシーン

 この3連戦は開幕カードとあって、阿部慎之助新監督がどのようにチーム采配を行っていくのか、”阿部野球”として色を出していくのかもひそかに注目とされた。

 そんな中で話題を集めたのは2戦目に主砲・岡本和真が今季1号を打つまでの過程にもあった。

 30日の阪神戦では両軍無得点で迎えた6回の場面、先頭の梶谷隆幸が四球で出塁すると、すぐさまベンチは代走に俊足の松原聖弥を送った。相手先発・大竹耕太郎が松原の足を気にしながらのピッチングを強いられる中、1ボールから甘く入った2球目を岡本が一振り。ベンチのアシストも光り、チームを勢いづける先制の1号2ランに結びついた。

 チームの好循環を促している点はほかにもある。し烈な外野手争いが注目されたオープン戦の結果を受け、開幕センターの座はドラ3ルーキーの佐々木俊輔が射止めたが、この3連戦では調子の良かった松原、萩尾匡也などにも打席を与えるなど、好調維持を念頭に選手を起用している。

 昨年の泣き所であった救援陣運用にも”阿部流”のこだわりが見えた。開幕戦は7回からドラ1・西舘勇陽、8回を中川皓太、9回を大勢が締めるなど新勝利の方程式確立を予感させたが、迎えた2戦目は5点リードとした8回からオープン戦ともに無失点と好調を維持していたアルベルト・バルドナード、堀田賢慎のリレーで締めた。

 昨年リーグワーストに泣いた救援陣に関してはなるべく連投を避けるなど、各投手に負担をかけない形でシーズンを戦う方針を示しており、ブルペンも層が厚くなったことで柔軟に起用が果たされそうだ。

 開幕3連戦を戦い、攻守において締まったプレーが目立った巨人。V奪回を目指す大事なシーズン、幸先の良いスタートを切り、今後の戦いぶりにも期待が高まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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