群馬、一部報道のハラスメント行為は確認されず…映像は「意図的に編集されたもの」

2024年4月1日(月)12時32分 サッカーキング

 ザスパ群馬は1日、一部メディアに報道されたトップチーム内のハラスメント行為について、クラブ内での調査を実施した結果を報告した。

 群馬は2月29日にトップチーム内においてハラスメント行為があったことが一部メディアで報じられたことを受け、事実関係の確認をしていることを発表。同日時点ではハラスメント行為が確認できていなかったことを明らかにしながら、「いかなる理由があってもハラスメントは絶対に許されない行為と考えており、そのような事実が確認されれば厳正に対処をして参ります」と声明を発表していた。

 そんななか、今回改めてクラブ内で調査を実施した結果を報告。2月29日の発表と同様に選手・スタッフへのヒアリングでパワーハラスメントとされるような行為は確認できず、本件に限らず(パワー)ハラスメントとされる行為や言動を受けた等の新たな訴えもなかったことを明らかにした。

 さらに、「今回、一部メディアへ情報提供をされたとするスタッフ(Aさん)に改めて事実関係の確認を行いましたが、『パワーハラスメントをされた認識はない』とした上で、報道された一部メディアからの取材自体を受けておらず、写真も撮影されていない」ということも判明したという。

 また、大槻毅監督の発言自体についてはクラブが機密情報として保管している昨年9月2日のトレーニング映像内で確認しているものの、「入手した一部メディア等に拡散されている映像と比較したところ、前後のやりとりが切り取られ、当該発言部分のみ意図的に編集されたものである事がわかりました。前後のやり取りを含め会話全体を見るとハラスメント行為とは言えず、映像の中で当該発言を受けているスタッフ(Bさん)にも『ハラスメントではない』との事実を確認」していることを伝えている。

 そして、Jリーグには映像等を含めた事実関係と調査内容の報告を行い、その結果クラブにて引き続き適切な対応を行っていくことも決定。さらに、AさんならびにBさんともに「ハラスメントの認識はない」と回答しているが、誤解を招く不適切な発言ではあったため、大槻監督には厳重注意を行なったことも明らかにしている。

 なお、「本件はトレーニング時の映像をはじめ、クラブ内の機密情報が何者かによって盗み出され、メディア等外部に拡散されている可能性もあるため、顧問弁護士や警察にも相談し、行為者の特定を進めるとともに、クラブとして再度情報管理の徹底に努めます」と今後の対応について綴った群馬は以下のように声明を発表している。

「本件に関しまして、クラブを応援して頂いている皆さまに多くのご心配をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。『サッカーを通じて地域の楽しみを創り、誇りを共有』というクラブのフィロソフィーのもと、コンプライアンス遵守の徹底、そして応援して頂いている全ての皆さまにとって『誇り』を持って頂けるようなクラブ運営に努めて参ります」

サッカーキング

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