ヤマハ:4位のモルビデリと7位まで挽回のクアルタラロ「嬉しさと悲しさの両方を感じている」/第2戦アルゼンチンGP決勝

2023年4月3日(月)13時54分 AUTOSPORT web

 4月2日、2023年MotoGP第2戦アルゼンチンGP MotoGPクラスの決勝がアルゼンチンのアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのフランコ・モルビデリは4位、ファビオ・クアルタラロは7位で終えている。


 最終日は朝から雨が降り、ウォームアップ走行と決勝ともにウエットコンディションとなった。決勝のオープニングラップ、4番手スタートのモルビデリはスプリントレース同様に抜群のスタートを切って一気に前に出るが、1コーナーで少しはらんでしまい、4番手へと順位を戻す。その後、雨の中でも安定した走りを見せ中盤には3番手へと順位を上げるが、残り3周でヨハン・ザルコ(プリマ・プラマック・レーシング)に先行を許し、最後は4位でチェッカーを受けた。


 一方のクアルタラロは、オープニングラップで中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)接触し、オーバーランを喫して16番手までポジションを落としてしまう。しかしその後、粘り強い追い上げで着実にポジションを回復させていき、7番手まで挽回。終盤には前を走るジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)のすぐ後方にまで迫っていたが、わずかに届かず、そのまま7位でゴールとなった。


■フランコ・モルビデリ(決勝:4位)
「とてもハッピーだよ。コンディションや状況が変化するなか、あらゆる場面で良いパフォーマンスを発揮することができたから、それを評価したい。やるべきことはわかっていて、改善が必要な部分については、遅れを取り戻すためにチームが必死に頑張ってくれている。ヨハン(・ザルコ)が追い上げてくるのを見たときは悔しい気持ちになった。そして表彰台を守るため全力を尽くしたが、抑えることができなかったので、とても残念に思っている」


「昨日は表彰台のほのかな香りをかぎ、今日は強い匂いを感じたけれど、結局は届かなかった。それでも今回は私にとって素晴らしい週末になったよ。ここからさらに積み上げていく必要がある。今週はフィーリングがとても良かったので、次回オースティンでも同じ感覚をつかみたい。とても楽しみだよ」


■ファビオ・クアルタラロ(決勝:7位)
「うれしさと悲しさの両方を感じている。オープニングラップでいつも、意味もなく僕のレースを難しくしてしまう人がいるんだ。スタートはとてもうまくいって、少なくともスタートポジションは維持できていた。ところが中上選手が、まるで最終ラップの戦いみたいなパスを仕掛けてきたんだ」


「そんななかでも最後尾から7位まで挽回できたことはポジティブに受け止めているよ。ウエットでのペースは素晴らしかったので、その点には満足している。でも状況が違っていれば、今日はトップ5が可能だったと思っている」

フランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第2戦アルゼンチンGP 決勝
フランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第2戦アルゼンチンGP 決勝
ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第2戦アルゼンチンGP 決勝
ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第2戦アルゼンチンGP 決勝
ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第2戦アルゼンチンGP 決勝

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