きっかけはSNS? 上田桃子は赤の新シャフトと“ディフェンディング”大会へ

2024年4月4日(木)18時30分 ALBA Net

新相棒と2連覇を目指す上田桃子(撮影:鈴木祥)

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<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 事前情報◇4日◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6535ヤード・パー72>

今大会には“ディフェンディングチャンピオン”がふたりいると言ってもいいだろう。2023年大会を制した山下美夢有と22年大会覇者の上田桃子だ。昨年は兵庫県・花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコースで行われ、22年は今年の会場でもある埼玉県・石坂ゴルフ倶楽部で開催された。


当時は同級生でもある諸見里しのぶが担当したコースセッティングを、「攻略したい」という思いを胸に攻めと守りのメリハリをつけながらマネジメントに徹した。それから2年が経ち、コースも変化しているだけでなく、中野晶がコースセッティングを担当する。「ピンポジションはどこにでも振れるので、場所によってはバーディにもボギーにもなるグリーン。3カ所くらい距離も伸びている。どこがティになるかによっても結構違う」と攻略性の高いコースで、その表情はガラリと変わりそうだ。

今季はここまで4試合に出場。短縮競技になった「Vポイント×ENEOSゴルフトーナメント」の7位タイが最高位だ。調子は「まずまず」というが、オフから痛めた左手首が気がかりでもある。

「12月から痛くて思うように振れていない。いままでくらいの距離が出ていないのが、ガマンしているところ」。MRI検査では「水が溜まっている感じ」で回復には安静にするしかないというが、「安静にもしていられない」。もどかしさを感じながらも、先週のオフで治療ができたこともあって、コンディションは決して悪くはなさそうだ。

そして開幕前日のプロアマ大会では、見慣れない“赤シャフト”が握られていた。日本シャフトのドライバー用カーボンシャフト『バルカヌス V520』。「振り心地が良くて…、振りやすい」と気持ちよく振りぬけ、理想とする球筋を打つことができたのが投入の理由。いきなりの実戦投入を目論んでいる。

この真っ赤なカラーリングが目を引くデザインに興味を示したのは、同社と契約を結ぶ藤田さいきのSNSだったという。ツアー担当者によると、もともとはアベレージ向けでプロには少し柔らかいモデルと勝手に考えていたが、藤田が試打したところ“意外にも”ハマった。その好印象を藤田がSNSに投稿したら、それが上田の目にとまったという。

相棒とともに迎える、今季初の関東戦。フェアウェイキープを大事にしながら、ショットやパターでアンジュレーションに富んだグリーンを攻略し、2年ぶりの勝利を飾りたい。(文・笠井あかり)


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