「オオタニのプレッシャーを理解するのは不可能」大谷翔平が移籍1号を生み出すまでの重圧に米メディアも注目

2024年4月4日(木)20時10分 ココカラネクスト

プレッシャーをはねのけ、大谷翔平に待望の一発が生まれた(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間4月3日(日本時間4日)、本拠地のドジャースタジアムで行われたジャイアンツ戦で待望の移籍1号を放った。

『MLB.com』のフアン・トリビオ記者は、「オオタニ、ドジャース1号HRを放つ」というタイトルの記事で、初本塁打が生まれるまで「予想した以上に時間がかかった」と記している。そして「正直なところ、初ホームランを打ててホッとしている」という大谷のコメントを掲載した。

【動画】大谷翔平の美しいスイング!待望の移籍1号アーチのシーン

 記事の中で同記者は「オオタニにかかるプレッシャーを理解するのはほぼ不可能だ。彼はアメリカのスポーツ界でこのような大きな契約を結んだ最初の選手で、注目度が他の誰とも違う」とオフにドジャースと巨額契約を結んだことで異例の注目度の高さとなったとしている。

 さらに、続けて「元通訳のミズハラ・イッペイの件があり、彼は自分の技術とは関係のないことに取り組まなければならなくなった」と野球以外の面でも困難な局面に立ち向かったとした。

 韓国で行われたパドレスとのオープニングゲームの最中に勃発した水原一平元通訳の違法賭博問題では、大谷の口座から違法賭博の胴元に巨額資金が流出したことが明らかになっている。この件をめぐっては、大谷自身が関与していないことを改めて説明するなど、対応に追われた。エンゼルス時代から信頼を置いてきた、盟友ともいえる存在を失ったことで精神的ショック含め大谷のプレーにも少なからず影響を及ぼしたに違いない。それでもチームメイトと明るく接する姿を見る限り、ドジャースというチームに溶け込み、信頼されている様子が伺えた。

 異例のシーズンで大きなプレッシャーを抱えながらも放った一発に、ロバーツ監督含め、ナインも称賛の声を惜しまない。すでにチームは開幕から9戦連続5得点以上と波に乗っている。待望の1発を放った大谷の2号はいつとなるのか。早くも待ち遠しくなってきた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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