水野涼×パニガーレV4 Rが3日間総合トップの1分47秒494をマーク/全日本ロード もてぎ公開テスト 3日目

　全日本ロードレース選手権第2戦もてぎスーパーバイクレースinもてぎ（4月13日・14日）の公開テストは、4月5日（金）に3日目を迎えた。この日は、タイヤメーカー合同の走行とJSB1000・ST1000参加者向けスポーツ走行が行われた。

　前日の予報とは反し、朝から雨が降り気温も10度に届かないほど寒くなり、最初の走行となったJ-GP3クラス1回目は、路面も乾かなかったため走行を見合わすライダーもいた。その後、路面は乾き路面温度も20度くらいまで上がったが、一日を通して寒い日となった。

　そんな決していいとは言えないコンディションながら水野涼（DUCATI Team Kagayama）が快走して見せた。1回目のセッションでは2台のマシンを乗り比べながら1分48秒999をマークすると、2回目のセッションでは1分47秒494をマーク。このタイムは、2日目に岡本裕生（YAMAHA FACTORY RACING TEAM）が記録した1分47秒749を上回るもので3日間を通じてトップとなった。

　水野は「雨が降ってラバーも流れてしまいグリップも悪かったので昨日のタイムを超えられればいいかと思っていましたが午前中にベストタイムを出すことができたので、午後はレースに向けたセットアップを進めることができました。最後にロングランというよりは、セミロングだったのですがアベレージもよかったですし、レースウイークのコンディションを見据えたセッティングもできたので本当にいいテストになりました。バイクの理解度も進みましたし、レースが楽しみです」と100点満点のテストだったと語った。

　2番手には岩田悟（Team ATJ）が1分50秒650、3番手には津田一磨（Team BabyFace）が1分51秒075、4番手に秋吉耕佑（MurayamaUnso.Team AKIYOSHI）が1分51秒266で続いた。

　ST1000クラスは、作本輝介（Astemo Honda Dream SI Racing）が1分50秒893でトップ。2番手に國峰啄磨（TOHO Racing）が1分51秒159、3番手に伊藤元治（MOTOBUM HONDA）が1分52秒004、4番手に和田留佳（Team TATARA aprilia）が1分52秒869という結果だった。

　J-GP3クラスは、ドライコンディションとなった2回目に尾野弘樹（P.MU 7C GALESPEED）が発揮し2分00秒384でトップタイムとなった。

「天気もよくなかったのもあるのですが、アジア選手権開幕戦で転倒した怪我が思ったよりもひどく、身体の調子を見ながらの走行だったので、思うようにテストを進めることができませんでした。最後に痛みをこらえて一発タイムだけ頑張りましたが、レースウイークに仕切り直しですね」と尾野。

　2番手に木内尚汰（Team Plusone）が2分00秒925、3番手に若松怜（JAPAN POST HondaDream TP）が2分02秒121、4番手に徳留真紀（MARUMAE MTR）が2分02秒219、5番手にチャレンジクラストップとなる中谷健心（TN45withMotoUPRacing）が2分02秒320と続いた。

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