トッテナム、3戦無敗のN・フォレストを下して4位浮上! ファン・デ・フェンの豪快ミドルが決勝弾に

2024年4月8日(月)4時4分 サッカーキング

ノッティンガム・フォレストから勝利を収めたトッテナム [写真]=Getty Images

写真を拡大

 プレミアリーグ第32節が7日に行われ、トッテナムとノッティンガム・フォレストが対戦した。

 ここまで30試合を消化したプレミアリーグで17勝6分7敗を記録し、勝ち点「57」の5位につけるトッテナム。前節のウェストハム戦では先制しながら追いつかれ、悔しい形で1ポイントを獲得した同クラブだが、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内を争う4位アストン・ヴィラは前日に引き分けており、ノッティンガム・フォレスト戦で勝利すれば1試合未消化ながら順位が逆転する。対する17位のノッティンガム・フォレストは、直近のリーグ戦で3試合無敗を記録中。降格圏からの脱出に成功した勢いを維持し、このまま勝ち点を積み上げたいところだ。

 試合は、立ち上がりの11分にノッティンガム・フォレストがトッテナムを脅かす。トッテナムが序盤から支配率を高めてノッティンガム・フォレストを押し込むなか、自陣ボックス手前でムリージョがボールを奪取。ドリブルで軽く持ち運び、GKグリエルモ・ヴィカーリオのポジショニングを見ながら左足を振り抜く。推定70メートル近く離れた位置から放ったシュートは、わずかに枠を捉えきれなかったものの、意表を突く形でノッティンガム・フォレストがチャンスを生み出した。

 すると、直後の15分にトッテナムがスコアを動かす。DFラインから細かくパスを繋いでノッティンガム・フォレストの守備網を破ると、ボックス正面でボールを持ったソン・フンミンが左サイドに展開する。ティモ・ヴェルナーがボックス内から左足でクロスを送り、クリアを試みたムリージョのオウンゴールを誘発。華麗な崩しからトッテナムが先制に成功した。

 一方のノッティンガム・フォレストも、27分に右サイドのライン際でボールを受けたアンソニー・エランガが、ネコ・ウィリアムズに縦パスを流しながら内側のスペースをスプリント。再びボックス内でパスを受けてワンタッチで折り返し、ゴール前で待ち受けていたクリス・ウッドが右足で流し込んで貴重な同点弾を挙げた。ウッドにとってはリーグ戦4試合連続ゴールとなっている。

 攻勢を強めるノッティンガム・フォレストは、35分に左サイドバックのオラ・アイナがDFラインの背後に抜け出し、左足でマイナスのクロスを供給する。走り込んできたライアン・イェーツのシュートはGKヴィカーリオに防がれたが、弾いたセカンドボールにウッドが反応。ゴール至近距離から強烈なシュートを放ったものの、ボールは無情にも右ポストを叩いてしまった。

 トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は、後半頭からピエール・エミール・ホイビュルクとロドリゴ・ベンタンクールを投入し、勝ち越しに向け攻撃の活性化を図る。そんななか、52分にセットプレーからトッテナムがゴールを奪う。右サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたブレナン・ジョンソンはショートパスを選択。細かく繋ぎながらボックス手前のソン・フンミンにボールが渡ると、フェイントを織り交ぜたキープから左脇でフリーとなっていたミッキー・ファン・デ・フェンに横パスを送る。そのまま左足に持ち替えて放ったシュートは、GKに反応する隙すら与えずゴールイン。豪快な一撃でトッテナムが再びリードを奪った。

 さらに直後の58分には、相手との激しい球際の攻防からジェームズ・マディソンが左サイドを突破。深い位置まで運んでクロスを送ると、ニアサイドでベンタンクールが頭で逸らし、大外で待ち受けていたペドロ・ポロがダイレクトで右足を振り抜く。鮮やかなボレーシュートはゴールに吸い込まれ、トッテナムが大きな追加点を獲得した。

 以降もゴールに迫り続けた両チームだったが、最後まで得点は生まれず3−1で試合は終了。白星を挙げたトッテナムは、勝ち点で並ぶアストン・ヴィラを得失点で上回り、1試合未消化ながら4位に浮上している。次節は13日に行われ、トッテナムはアウェイでニューカッスルと対戦。ノッティンガム・フォレストはホームでウルヴァーハンプトン(ウルブス)と対戦する。

【スコア】
トッテナム 3−1 ノッティンガム・フォレスト

【得点者】
1−0 15分 オウンゴール(トッテナム)
1−1 27分 クリス・ウッド(ノッティンガム・フォレスト)
2−1 52分 ミッキー・ファン・デ・フェン(トッテナム)
3−1 58分 ペドロ・ポロ(トッテナム)

サッカーキング

「プレミアリーグ」をもっと詳しく

「プレミアリーグ」のニュース

「プレミアリーグ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ