バルベルデ、圧巻ゴラッソの同点弾は「セカンドレグに向けて僕らの気持ちを高めるためのゴール」

2024年4月10日(水)9時48分 サッカーキング

バルベルデが豪快な一振りでファーストレグをドローに持ち込んだ [写真]=Getty Images

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 チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝ファーストレグが9日に行われ、レアル・マドリード(スペイン)はマンチェスター・シティ(イングランド)と3−3で引き分けた。レアル・マドリードに所属するウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデが、『モビスタール』にて試合を振り返った。

 2シーズン前のCL王者と、昨季の優勝チームの対戦は、立ち上がりの2分にポルトガル代表MFベルナルド・シルヴァが意表を突くフリーキックを沈めて、マンチェスター・シティが先手を取る。だが、レアル・マドリードも12分にフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガの放ったシュートがオウンゴールを誘うと、続く14分にはスルーパスに抜け出したブラジル代表FWロドリゴが技ありのシュートをゴールへ転がした。

 前半はレアル・マドリードの1点リードで終了したが、後半に入ると66分、ボックス手前でパスを受けたイングランド代表MFフィル・フォーデンが左足で狙い澄ましたコントロールショットを叩き込む。続く71分には、イングランド代表FWジャック・グリーリッシュからの落としを受けたクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオールが、利き足とは逆の右足でミドルシュートを決めてみせた。

 レアル・マドリードは本拠地『サンティアアゴ・ベルナベウ』で窮地に立たされたが、79分にバルベルデの“ゴラッソ”がチームを救った。ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールがボックス左から逆サイドへ浮き球のパスを送ると、走り込んできたバルベルデがダイレクトで合わせる。右足から放たれた低弾道のボレーシュートがゴールに突き刺さり、レアル・マドリードが同点に追い付いて試合を終えた。

 試合後、バルベルデは「あの同点ゴールは、セカンドレグに向けて僕らの気持ちを高めるためのゴールになったと思う」と自身の得点に言及。ただし、結果はドローのため、レアル・マドリードはホームで先勝を逃した。昨季の準決勝でマンチェスター・シティと対戦した時は、レアル・マドリードがホームでのファーストレグを1−1で終えながら、敵地で0−4と完敗。当時を引き合いに出したバルベルデは「引き分けで終えても昨季のことを思い出す。つまり敗北のように感じるんだ」と心境を明かすも、「最初から最後まで一緒に戦ってくれた大観衆に感謝しなければならない。同じ目的のため、力を合わせられた」と続け、スタジアムへ駆け付けたファン・サポーターがチームを敗北から救ったとの見方を示した。

 また、開始からわずか2分で失点を許したものの、「早い時間帯に失点してしまったが、思わぬ試合展開のなかでどう対処するのか、どのように反撃して、できる限り早く2点を奪うかが大事だったと思う」と話し、慌てずに試合を進めたことが重要だったと主張。実際には失点から10分強で逆転まで持ち込んだが、バルベルデはその後の試合運びについて反省点を口にした。

「2得点したことで、僕らは気持ちを高めることができた。一方で、時間の経過とともに僕らはインテンシティを落とし、相手に隙を与えた。プレッシングの面でも不足点があったと思う」

 ファーストレグが引き分けで終わったことで、決着は17日に控えたアウェイ開催のセカンドレグに委ねられた。バルベルデはシーソーゲームの末に3−3で終わったファーストレグを「全体的に素晴らしい試合だった」と総括しつつも、セカンドレグに向けては「マンチェスター・シティには本当にたくさんの良い選手がいる。『リベンジする』という気持ちを奮い立たせ、準決勝に進むためのハングリー精神を持ってマンチェスターへ向かう必要がある」と気を引き締めた。


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