巨人・甲斐拓也の活躍に刺激 昨年覇者、阿部未悠は「私もあやかって頑張りたい」

2025年4月11日(金)7時0分 ALBA Net

昨年覇者・阿部未悠はオフの取り組みの成果を発揮したい(写真ヤマハレディースオープン葛城の3日目)(撮影:鈴木祥)

<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 事前情報◇10日◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6585ヤード・パー72>

昨年大会でツアー初優勝を飾った阿部未悠は「楽しみな部分もあるし、緊張もすると思うけど、自分らしく一打一打頑張りたい」と初めてのディフェンディングチャンピオンとしてのトーナメントに平常心で臨む。今大会とは相性抜群。昨年果たせなかった複数回優勝に向け、ここで1勝目を狙う。


今季のここまでの戦いを振り返り「去年に比べてゴルフの調子は悪くないのかなと思います」。昨年は今大会までに5試合に出場し、予選落ち2回、最高成績は23位タイ。対する今季は4試合で予選落ち1回、最高成績は15位タイとなっている。成績だけを見れば、それほど大きな差は感じられないが「今季は伸ばし切れないなという感じで、自分の調子とイメージが合わない試合が多かった」。ショットには一定の手ごたえを感じており、もう少しスコアが出そうな感触があるようだ。

課題は打ち切れていないパッティング。また、パーオン率にもこだわっており「70%は超えていたいなと思っています。ただ、数字以上に自分の中で『今日は乗ってないな』という日をなくしたいですね」。今大会前の時点でパーオン率67.9487%はツアー21位。目安の70%には届いていない。

練習ラウンドやこの日のプロアマでは「去年はどうやって回っていたんだろうと考えていました。パッティングが入っていたなと思うし、この試合から流れが良くなって、スコアが伸びたイメージです」。今大会では会場が花屋敷GC(兵庫)だった一昨年も2位タイ。抜群の相性の良さを誇っている。

オフシーズンは昨年に続き、プロ野球の甲斐拓也捕手と自主トレを行った。「学ぶことはたくさんあるんですけど、今年は特に準備の大切さを感じました。ファンとして外から見ているだけですけど、甲斐さんは今年から巨人に移籍して開幕から調子が良さそうなので、私もそれにあやかって頑張りたいですね」。甲斐選手の活躍はファンとしての喜びとともに大きな刺激にもなっている。

目標の年間複数回優勝に向けて「平均点を上げられるように、苦手な状況でも違和感なくアドレスできるように練習してきました」。初優勝を飾った相性抜群のコース、相性抜群の大会で、オフの取り組みが正しかったことを証明する。(文・田中宏治)


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