アルテタ体制5年目…“継続”を重視した古巣をセスク氏が称賛「フットボールがどうあるべきかの適切な見本だ」

2024年4月11日(木)23時52分 サッカーキング

コモでアシスタントコーチを務めるセスク氏 [写真]=Getty Images

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 かつてアーセナルなどで活躍した元スペイン代表MFセスク・ファブレガス氏が、古巣である同クラブの首脳陣を称賛した。11日、イギリスメディア『BBC』が『PA通信』でのコメントを引用して伝えている。

 ここまでのプレミアリーグで22勝5分4敗を記録し、勝ち点「71」の首位を走るアーセナル。2位のリヴァプールを得失点差で上回りトップに立つ同クラブは、指揮官であるミケル・アルテタ監督の下で19年ぶりのリーグ制覇に向けて前進を続けている。就任2年目となった2020−2021シーズンは8位でフィニッシュするなど、満足な結果を手に入れられない時期を乗り越えて躍進するアーセナルだが、現在セリエB(イタリア2部)のコモでアシスタントコーチを務めるセスク氏は、アルテタ監督の続投を決断した古巣クラブの姿勢が正解であったと主張した。

 セスク氏は、「すべてはエドゥ(スポーツディレクター)とオーナーが彼に自分を証明するための時間と適切なツールを与えてくれたことだ」と好調の要因を分析。「このようなことが起きれば組織、ビジョン、信頼が一体となり何かがが起こる」と見解を述べながら、「だから私は幸せなんだ」と歯車が噛み合ったアーセナルの現状に喜びを示している。

 また、「いつも彼らを例として挙げているが、ミケルの最初の2年間は他のクラブや他の経営者であれば、ミケルを解任して『別の方向へ進む』と言ったかもしれない」とコメント。続けて「しかし、彼らには明確な計画と明確なプロセスがあり、適切なステップを踏みながら若くて質の高い選手に投資した。今では最初の2、3年の浮き沈みのすべての結果が得られている」とクラブの姿勢を称賛した。

 さらに、「彼らはそこで本当によくやっているし、フットボールがどうあるべきかの適切な見本だ」と発言。自らも指導者としてのキャリアを歩み始めたセスク氏が理想とする姿が、今のアーセナルには存在しているようだ。

サッカーキング

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