途中出場の木下康介が2戦連発! 柏が今季ホーム初白星…完封負けの浦和は連勝ならず

2024年4月12日(金)20時55分 サッカーキング

柏レイソルが浦和レッズを下して今季ホーム初勝利! [写真]=兼子愼一郎

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 2024明治安田J1リーグ第8節が12日に行われ、柏レイソルと浦和レッズが対戦した。

 開幕後の3試合を2勝1分で終えるなど好スタートを切ったものの、その後は勝ち切れない試合が続いている柏。直近では3試合連続ドローと勝ち点を伸ばすことができず、現在は11位に留まっている。一方で、ペア・マティアス・ヘグモ新監督を迎えた6位の浦和は、前節サガン鳥栖に3−0で快勝し、今シーズン3勝目を手にした。ホーム初白星を目指す柏と、初の連勝を飾りたい浦和。唯一の金曜開催となったゲームはどちらに軍配が上がるだろうか。

 序盤は互いにセットプレーでチャンスを作る。4分、柏はマテウス・サヴィオの左CKを起点に山田雄士が立て続けにシュートを放つも、相手守備陣が体を張ったブロックを見せる。対する浦和は9分にサムエル・グスタフソンの右CKからチャンスを創出。3試合連続ゴール中のチアゴ・サンタナがボレーシュートを放ったが、惜しくも枠の上へ外れた。その後はコンパクトな陣形を維持する柏に対し、浦和がボールを回しながらチャンスをうかがう展開が続く。

 柏はボール保持率こそ浦和に及ばないものの、最前列のM・サヴィオや小屋松知哉を起点に何度か相手ゴール前に迫るシーンを作る。浦和は30分、ドリブルで仕掛けた前田直輝がボックス内右に侵入すると、柔らかいクロスをT・サンタナが頭で折り返し、グスタフソンが詰めたが、相手DFのブロックに阻まれゴールならず。40分過ぎにかけては両チームがゴール前に迫るシーンを作るが、互いの守備陣が集中した対応を見せ、決定的なシーンは作れず。前半はこのままスコアレスで終了した。

 後半に入り、浦和は相手DFラインの背後やサイドのスペースを狙った展開を増やしていく。50分には右サイドでロングフィードを収めた石原広教がボックス手前中央へグラウンダーのパスを送り、T・サンタナが後方へ落とす。走り込んできた小泉佳穂が左足を振り抜いたが、シュートは枠の右へ外れる。対する柏は54分、右に開いたM・サヴィオの正確なクロスにジエゴが頭で合わせたが、GK西川周作が左足一本で弾き出した。

 拮抗した展開が続くなかで迎えた72分、柏は最終ラインからパスを繋いで右サイドへ展開すると、深い位置に抜け出したM・サヴィオが低いクロスを送る。ワンバウンドしたボールを途中出場の木下康介がボレーで合わせてネットを揺らした。木下の2試合連続ゴールで先制に成功する。1点ビハインドとなった浦和は失点直後、途中出場の中島翔哉が左からドリブルで仕掛けてフィニッシュまで持ち込んだが、右足で放たれた強烈なシュートは惜しくも枠の左へ外れた。

 柏の連動した守備と素早い攻守の切り替えに苦戦する浦和は、79分に興梠慎三を投入し、T・サンタナとの2トップを形成する。しかし、サイドからのクロスやセットプレーでゴール前に迫れど、決定的なシュートを放つことはできず。試合はこのまま1−0で終了し、柏が今シーズンのホーム初白星を飾った。対する浦和は連勝を逃している。柏の次戦は28日に行われる第10節で鳥栖とホームで対戦。一方の浦和は20日の第9節でガンバ大阪をホームに迎える。

【スコア】
柏レイソル 1−0 浦和レッズ

【得点者】
1−0 72分 木下康介(柏レイソル)

サッカーキング

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