「金銭面でイノウエが魅力的だ」タパレス本人&陣営が井上尚弥との対戦を熱望!両陣営が接触済みと米報道

2023年4月13日(木)18時0分 ココカラネクスト

タパレスは井上との対戦を心待ちにしているようだ。(C)Getty Images

 新チャンプはやはりこの男との対戦を望んでいるようだ。

 4月8日に行われたボクシングWBAスーパー/IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチを制し、新たに2団体王者となった、マーロン・タパレス(フィリピン)の今後への意気込みが伝えられている。それまでベルトを保持していたムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)有利の予想を覆し、王座戴冠となったタパレスは、はやくも「モンスター」井上尚弥と拳を交える意思を明らかにしたようだ。

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 米ボクシング誌『The RING』では4月12日、公式サイト上において、次なる戦いへのビジョンを語るタパレスの意気込み、さらにプロモーターのコメントを特集記事の中で紹介している。

 トピックでは「フィリピンのカパタガン出身の31歳は、7月25日に行われるナオヤ・イノウエvsスティーブン・フルトンのWBC/WBO122ポンド(スーパーバンタム級)タイトルマッチの勝者と統一戦を行うことを希望している」と記しており、さらにタパレスがこの試合をリングサイドで観戦する予定であるとしながら「タパレスは、どちらが勝利しても構わないと考えているが、イノウエとの対戦が念願のようだ」と指摘。

 さらにタパレスによるコメントも掲載しており「イノウエはパウンド・フォー・パウンドのナンバーワンだから、みんな彼と戦いたいんだ。私は今チャンピオンだから、彼と戦うチケットを手に入れたと思っている」と対戦に前向きな姿勢をみせたとしている。

 また、タパレスのプロモーターであるショーン・ギボンズ氏も「イノウエとはぜひ対戦したい。金銭的な面で言えば、イノウエの方がより魅力的だ」と対戦を希望しており、加えて「イノウエはマーロンにとって、フルトンよりもいいスタイルだと思う。フルトンは棒立ちで、ボクシングをしながら走り回る。イノウエはどこにも行かない」とファイトスタイルにも言及。

 さらに記事の中では、すでに両陣営の動きも報じており「ギボンズによると、イノウエのプロモーターであるアキヒコ・ホンダと11月か12月に試合を行う可能性について話をしたようだ」と帝拳プロモーション会長、本田明彦氏への接触があったことも明かしている。

 井上と向き合うこととなれば4本のベルトが懸かることは確実、さらに世界中からの視線が注がれることも間違いない。今後、フィリピンの雄と元世界4団体王者によるビッグファイトは実現となるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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