【巨人】正捕手争いに異変あり!? 注目集める起用法 存在感高める「ベテラン捕手」とは

2024年4月14日(日)11時14分 ココカラネクスト

小林は菅野を好リードなど存在感を示している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は4月13日の広島戦(東京ドーム)に3−2のサヨナラ勝ち。阿部巨人となってからは初の5連勝と勢いをつけてきた。

 先発は2019年ドラ1右腕の堀田賢慎、22年にも先発として勝ち星をあげており、故障で離脱したフォスター・グリフィン離脱の穴を埋める存在として期待を集めてマウンドに上がった。

【動画】さすがの勝負強さ!巨人・大城が広島戦でサヨナラ打を放ったシーン

 その堀田は走者をたびたび背負いながら、バックの好守にも助けられ、4回4安打無失点と抑え、後続につなぐ。5回から2番手で登板した左腕、井上温大も2回無失点とつないだが、7回から登板した3番手の中川皓太が打ち込まれ2失点と逆転を許したが、最後は2−2の同点で迎えた12回一死二塁で代打で出た大城卓三が値千金の右中間を破るサヨナラ打で試合を決めてみせた。

 一方、この試合注目を集めたのはバッテリーにもあった。堀田と組んで今季初の先発マスクをかぶったのは7年目捕手の岸田行倫だった。久々の先発マウンドに緊張を隠せない堀田を好リード、さらに8回からマスクをかぶったのはベテランの小林誠司となった。

 ここまで開幕から主戦捕手を任されてきた大城は12日の試合、先発の戸郷翔征が5回4失点で降板となったときに途中交代となっていた。

 試合後、大城を先発から外した理由として阿部慎之助監督は小林や岸田の捕手としてのふるまい、姿勢を見てもらいたかったとスポーツ紙のインタビューに応えている。

 昨年16本塁打とキャリアハイの成績を残し、球界屈指の「打てる捕手」としても知られる大城はリード面や扇の要としてチームを引っ張る姿勢が求められている。

 一方このところ存在感を高めているのはベテラン捕手の小林だ。今春のキャンプは2軍スタートながらオープン戦で結果を残し、開幕1軍を勝ち取ると、「スガコバ」バッテリー復活と、菅野智之を熟練のリードで勝利に導くなど捕手としての適性の高さが改めて評価されている。

 課題の打撃でも11日のヤクルト戦では両軍無得点で迎えた6回二死二塁の好機に左前に落ちる適時打をマーク、2022年9月7日のDeNA戦以来の打点をあげるなど光が見えつつある。

 近年極度の打撃不振にあえいでいた小林の打撃に復調気配が見えてきたことで今後はベテラン捕手の出番も増えそうだ。

 4季ぶりのV奪回を果たすためには投手陣を支える捕手陣の奮闘も欠かせない。今後の正捕手争いの行方も熱い注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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