“ストップ・ザ・ジローナ”を跳ね返せるか!? アウェイ戦5連敗の指揮官は「恵まれたプレッシャーを抱えている」

2024年4月14日(日)18時48分 サッカーキング

アトレティコ戦を振り返ったミチェル監督 [写真]=Getty Images

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 ジローナを率いるミチェル監督が、13日のアトレティコ・マドリード戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 クラブ史上初の欧州大会、さらにはチャンピオンズリーグ出場が夢物語ではなくなりつつあるジローナ。今節は、7ポイント差で背後にいる4位アトレティコ・マドリードとの大一番となり、敵地『シビタス・メトロポリターノ』に乗り込んだカタルーニャのスモールクラブは、FWアルテム・ドフビクのゴールで幸先よく先制する。しかし前半のうちに逆転を許すと、後半にも失点を重ねて1−3の敗戦。アトレティコ・マドリードにその差を『4』にまで縮められた他、今節未消化の5位アスレティック・ビルバオの結果次第では、三つ巴の争いに巻き込まれる可能性がある。

 試合後、ミチェル監督は「そのような気持ちを持って帰路に就くつもりはないけど、VARは主審にそれを確認するように進言すべきだと思う」と44分にFWサヴィオ・モレイラがペナルティエリア内で倒されたが、ファールを見逃された事象を指摘。ただ、同指揮官は「我々はミスもしたし、守備も良くなかった。1−0のスコアの時に主導権を握ることができたけど、いつもより重心が下がった守備で、縦への推進力を欠いてしまった」としつつ、「アトレティコはローテションを組みながらも、豪華なイレブンでプレーした。でもね、圧倒的な差は感じなかったよ。今日の試合を戦った選手たちは、チャンピオンズリーグに出場しているチームのようだった」と手応えを掴んだ様子だ。

 一方で、選手層の薄さにも言及。同試合ではMFビクトル・ツィガンコフやMFイヴァン・マルティン(累積警告)が不在だったが、ミチェル監督は「フィジカル的にベストな状態ではない選手がいたんだ。ポルトゥは2週間練習に参加できていなかったし、(クリスティアン・)ストゥアーニは小さなケガをしていた。ツィガンコフもね。このピッチに立って勝つためには、100パーセントの状態でプレーできる選手がもう少しいて欲しかった」と心境を吐露した。

 前半戦で喫した黒星がわずか『1』だったジローナだが、直近のアウェイ戦5連敗と対策を講じられ始めているのは確かだ。苦戦を強いられることが増えてきたことについては「私は選手たちに、なんと恵まれたプレッシャーを抱えているのだろうと言ったよ。過去10年、チャンピオンズリーグ権を獲得できるラインは、少なくとも(勝ち点)65〜70の間だった。我々はすでにそこに到達していてるから、ハイレベルな争いのひとつになるはず。自分たちがやっていることをやり続けるだけ」と強調。さらに「アウェイで5連敗? そのうち3つはベルナベウ、サン・マメス、メトロポリターノだ。チームが硬くなったり、神経質になったりと、ネガティブなものはチームに見受けられない」と明かしている。

 7試合を残した時点で、積み上げた勝ち点が『65』と依然として好調なペースには変わりがないジローナ。多くのクラブが掲げる“ストップ・ザ・ジローナ”に屈することなく、シーズンを最後まで戦い抜くことができるのだろうか。


【ハイライト】アトレティコに勝ち点差を縮められたジローナ

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