ミラン、リーグ戦での連勝は「5」でストップも執念の1ポイント獲得…サッスオーロとの一戦は3-3で終了

2024年4月15日(月)0時34分 サッカーキング

サッスオーロと引き分けたミラン [写真]=Getty Images

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 セリエA第32節が14日に行われ、サッスオーロとミランが対戦した。

 ここまで31試合を消化したリーグ戦で21勝5分5敗を記録し、勝ち点「68」の2位につけているミラン。首位を走るインテルからは14ポイント差で離されているが、前日に引き分けた3位のユヴェントスとは5ポイント差となっており、今節も勝利を収めて勝ち点差を広げたいところだ。現在はリーグ戦で5連勝を達成するなど好調を維持する“ロッソネロ”が、敵地で白星奪取を狙う。

 試合は、開始早々の4分にホームのサッスオーロがスコアを動かす。敵陣左サイドでボールを奪って右サイドに展開し、ジェレミー・トリアンのパスを受けたクリスティアン・ヴォルパートが、ボックス脇を縦に突破しながらクロスを供給。クリスティアン・トルストベットがヒールで流したボールをアンドレア・ピナモンティがダイレクトで叩き込み、サッスオーロが先制に成功した。

 勢いに乗るサッスオーロは、10分に細かいパスワークでミランのプレスを打開。左サイドで縦パスを受けたトルストベットがスルーパスを送ると、アルマン・ロリアンテが同サイドの裏へと抜け出す。そのままドリブルで加速してGKと1vs1の局面を迎え、放ったシュートが弾かれたこぼれ球を押し込んで、貴重な追加点を獲得した。

 対するミランも、VARで得点は認められなかったものの、サムエル・チュクウェゼがネットを揺らすなど、次第にリズムを掴み始める。すると、20分に相手陣内でインターセプトしたルカ・ヨヴィッチがユヌス・ムサに繋ぎ、左サイドに張っていたラファエル・レオンへとパスを送る。ドリブルでボックス内に侵入すると、細かいタッチと華麗なフェイントでマーカー2人の間を突破。カットインから右足で放たれたシュートはゴールに吸い込まれ、ミランが1点を返した。

 1点リードで後半に突入したサッスオーロは、立ち上がりの53分に大きな3点目を奪う。相手陣内でボールを奪取したルアン・トレソルディが右サイドを持ち運び、横パスを受けたグレゴワール・デフレルが、前線をうかがいながらフリーとなっていたロリアンテに繋ぐ。トラップから狙いすまして放ったシュートは、GKマルコ・スポルティエッロの手を弾いてゴールイン。サッスオーロがリードを再び2点に広げた。

 しかし、ミランも直後の59分にGKスポルティエッロの素早いスローイングからカウンターを仕掛け、ピッチ中央をドリブルで運んだタイアニ・ラインデルスが、左サイドで待つR・レオンに大きく展開。DFと対面した状況から右足のアウトサイドで送られたクロスはGKに弾かれたものの、セカンドボールの先にポジションを取っていたヨヴィッチがダイレクトで押し込みリードを縮める。

 さらに、63分にはハーフライン右でボールを受けたアレッサンドロ・フロレンツィが前線に柔らかいパスを蹴り入れる。DFラインでの駆け引きを制したチュクウェゼが、角度の小さいエリアから左足のアウトサイドでシュート。芸術的なシュートはポストに当たってネットを揺らすが、判定はオフサイドで得点は取り消された。

 そんななか、82分に途中投入されたノア・オカフォーが結果を残す。84分にミランが右サイドでコーナーキックを得ると、キッカーから蹴り入れられた柔らかいボールをオリヴィエ・ジルーが頭でゴール前に繋ぐ。詰めていたマッテオ・ガッビアが相手のクリアを胸でカットし、こぼれ球の先で待ち受けていたオカフォーが押し込んで値千金の同点弾をマークした。

 結局、試合はそのまま3−3で終了。両者で1ポイントずつを分け合った。次節、サッスオーロは21日にホームでレッチェと対戦。ミランはヨーロッパリーグを挟んで、22日にホームでインテルとの“ミラノ・ダービー”に臨む

【スコア】
サッスオーロ 3−3 ミラン

【得点者】
1−0 4分 アンドレア・ピナモンティ(サッスオーロ)
2−0 10分 アルマン・ロリアンテ(サッスオーロ)
2−1 20分 ラファエル・レオン(ミラン)
3−1 53分 アルマン・ロリアンテ(サッスオーロ)
3−2 59分 ルカ・ヨヴィッチ(ミラン)
3−3 84分 ノア・オカフォー(ミラン)

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