LIVゴルフが72ホール競技に? ラームは持論展開、ミケルソンも「そうなっても驚かない」

2024年4月16日(火)12時30分 ALBA Net

ジョン・ラームがLIVゴルフに持論を展開した(撮影:GettyImages)

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ディフェンディングチャンピオンとして「マスターズ」に臨んだジョン・ラーム(スペイン)。今年は一度もアンダーパーをマークすることなくトータル9オーバー・45位タイで大会を終えた。


昨年12月、電撃的にLIVゴルフへ移籍したラームだが、マスターズ開幕前にBBCのインタビューに応え、「LIVも72ホール大会に変更すべき。そうすれば多くの問題が解決されるかもしれない」と持論を展開した。
 
ラームは3億5000万ドル(約530億円)で、複数年数と言われる契約金でサウジアラビアの政府系ファンドが支援するLIVゴルフに移籍。そもそもLIVゴルフは「54ホール大会でショットガンスタート、予選落ちなし」というのがウリだったはず。しかしラームは「もっと伝統的なゴルフトーナメントに近づいたほうがいい。他にもLIVゴルフがもっと良くてきる点がある」と語った。

「それはぼく一人の意見なのかもしれないけれど、でも当然ぼくは72ホール大会に戻ることはかまわない」とした。LIVゴルフは54ホール大会で予選落ちがないことを理由に世界ランキングのポイント付与が却下され、3月にはLIVゴルフが申請を取り下げている。

しかしポイントを得られないことでLIVゴルフの多くの選手は世界ランキングが大きく降下し、今年のマスターズに出場したのは13名で、昨年の18名から5名減となった。ラームやブルックス・ケプカ(米国)、キャメロン・スミス(オーストラリア)などのメジャーチャンピオンは出場可だが、そうでない選手はポイント獲得のためDPワールド(欧州)ツアーやアジアンツアーを転戦しているのが現状だ。

またマスターズをトータル8オーバー・43位で終えたフィル・ミケルソン(米国)はプレー終了後に「もしLIVゴルフが72ホール大会になっても驚かない」と変更される可能性もあるとした。

「ミニツアー、シニアのチャンピオンズも54ホール大会だから、ぼくは54ホールでも72ホールでもどちらにしても大会をエンジョイできる」と自身は厭わないとしたが、「54ホール大会では初日から飛ばしていかないと逆転が難しい」と選手の戦い方の違いを指摘した。「いずれにしてもぼくが決めることではなく、ツアーが決めることだ」とミケルソンは話した。(文・武川玲子=米国在住)


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