飛ばしNO1・河本力の和合攻略は『アイアン攻め』 “モテモテ”パターも投入で2季ぶりVへ

2024年4月30日(火)16時41分 ALBA Net

河本力は和合攻略へ新パターを投入(撮影:上山敬太)

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<中日クラウンズ 事前情報◇30日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース (愛知県)◇6557ヤード・パー70>

“東洋のマスターズ”と呼ばれる歴史ある大会が、今年も愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースで行われる。男子ツアーのなかでは比較的に総距離が短く、6557ヤードのパー70のセッティングとなっている。


昨年ドライビングディスタンスで322.58ヤードを記録し、2季連続1位を獲得した飛ばし屋の河本力は「ドッグレッグが多くてOBが近いのでドライバーを持てないホールは多い」とティショットでドライバーを握ることを減らし「2番アイアンと4番アイアン」で攻めて行く。ただ、11番パー4(337ヤード)では「ワンオン狙います」とドライバーの使用を宣言。ゆるい左ドッグレッグのミドルホールで観客を沸かせる準備をしている。

距離は短いが簡単にスコアを出してくれないのが和合。「グリーンが硬くて速い。そして傾斜が強いから、フェアウェイに打てるのかがカギとなる。ラフに入ったら僕でも全然止められない」と砲台グリーンが多い同コースでは、いかにスピンの効いたアイアンショットでグリーンを捉えるのかがカギとなる。さらに「どれだけセーフティに行けるか。風の読みとかも難しい。グリーンが小さいぶん、風の読みミスで難しいところに外してしまうこともあると思うので、そういったところも慎重に行きたい」と、ティショット時の風向きを念入りにチェックしていた。

ツアーデビューとなった2022年シーズンは2度の優勝と、トップ10入りが4回で賞金ランキング9位と幸先いいスタートとなった。だが、プロ2年目の昨シーズンは思うような結果がでず苦しむことに。「パッティングがあまりよくなかった」と昨年不調に陥ったパッティングを改善すべく、パッティングコーチの橋本真和氏とオフに調整。「だいぶいい感じになってきました」と笑顔を見せた。

そしてパターも新調。もともとオデッセイの『Ai-ONE ROSSIE S』だったのを『AI-ONE JAILBIRD MINI DB』に変更。オデッセイのクラブ担当者に話を聞くと「ストローク的に少しインサイドアウトが強くなったっていうのがあり、フェースバランス系のパターにしたいと言っていました。いろいろ試したなかでこのパターが一番振り心地がいいとなり変更となりました」と教えてくれた。河本以外でも今週から同パターを使用する選手が多いようで、「大人気なんです。もうヘッドがないぐらい」と国内男子ツアーで”品薄状態”というほど人気だという。

河本は「あとはラインの読みだな!」と練習ラウンドのグリーン上で声を上げるほど好感触。”モテモテ”パターが22年の「バンテリン東海クラシック」以来のツアー3勝目を後押ししてくれそうだ。(文・高木彩音)


<ゴルフ情報ALBA Net>

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