引退発表の長谷部誠 決断の理由は「今年はあまり...出場していないと負担が大きい」

2024年4月17日(水)21時18分 スポーツニッポン

 サッカーの元日本代表主将でドイツ1部アイントラハト・フランクフルトに所属する長谷部誠(40)は17日、記者会見を開いて今季限りでの現役引退を表明した。

 地元報道陣を前にドイツ語で会見。冒頭で長谷部は「まずは皆さん、今日は来てくれてありがとうございます。私は今季終了後に現役を引退します」と今季限りでの引退を口にした。

 引退を決断した理由として「今年あまり出場していないのも原因です。出場していないと体に負担が大きいです。私は長年、いつかその瞬間が来るに違いないと感じていました。もう5、6年もそんな状態が続いています。今が適切な時期だと思います」と明かした。

 また、今後については「まだ長くドイツに残ることを想像できます。休暇や親に会うために日本に帰国したり、ドイツでコーチライセンスの取得をしたいです」と語った。

 静岡県藤枝市出身の長谷部は浦和を経て08年1月にドイツ1部のウォルフスブルクに加入。2季目の08〜09年シーズンにリーグ優勝に貢献し、ニュルンベルクを経て14年6月にEフランクフルトに加入。21〜22年シーズンには欧州リーグ優勝に貢献したが、今季はここまで公式戦の出場が13試合に限られていた。

 06年から代表引退を発表した18年まで日本代表に選ばれ続け、主将としてW杯に3度出場(10年、14年、18年)。主将として出場した代表での試合数は81試合で、日本代表歴代1位。ブンデスリーガの外国人の選手として歴代3位の出場記録を持ち、アジア人の選手としては歴代1位。

  ◇長谷部 誠(はせべ・まこと)1984年(昭59)1月18日生まれ、静岡県藤枝市出身の40歳。藤枝東から02年に浦和に加入。08年以降はドイツに主戦場を移し、08〜09年にウォルフスブルクの初優勝に貢献。ニュルンベルクを経て14年からEフランクフルト。06年にデビューした日本代表では国際Aマッチ通算114試合2得点。主将として81試合出場は歴代最多。W杯は10年、14年、18年と3度出場。1メートル80、72キロ。利き足は右。妻はモデルの佐藤ありさ

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