渋野日向子はパターで苦戦し128位発進 “得意の2日目”の巻き返しへ「ちょっとズレが直ってくれれば」

2025年4月18日(金)12時6分 ALBA Net

渋野日向子がパッティングに苦戦し出遅れた(撮影:ALBA)

<JMイーグルLA選手権 初日◇17日◇エル・カバレロCC(カリフォルニア州)◇6679ヤード・パー72>

首位は9アンダーと周囲が伸ばし合うなか、渋野日向子はなかなか思うようにスコアメイクできなかった。3バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「74」。2オーバー・128位タイと出遅れた。


太陽がまったく出ず、気温15度ながら体感温度はさらに低くなった一日。午後組だった渋野は「寒いのが全然影響されてないぐらい飛んでました。体が動いてるなっていう感覚もあった」と、そこは気にせずにラウンドを進めた。ただ1番で“おはようバーディ”を奪ったものの、2番、3番と連続ボギー。後半も14番パー4でダブルボギーを叩くなど、かみ合わない一日だった。

それでも「大きいミスはなかった。ちょっとズレが直ってくれればいいかなという感じ。パターも含めて」と、落ち込む内容ではない。フェアウェイヒット率は71.4%(10/14)、パーオン率は66.6%(12/18)と、数字自体は悪くない。ただ、アンジュレーションに富むグリーンで記録したパット数「32」については、「足を引っ張った」と振り返る。

その原因については、「強さ」、「緩んだ」というポイントを挙げる。グリーンに対するやりづらさというよりも、「ショートパットに関しては自分の責任」とキッパリ。「あしたは朝(午前組)なので、これくらい体が動くかどうかはわからないですけど、グリーン回りで耐えたいし、バーディもたくさん取らないと(予選を)通れない。しっかり攻めきれるように頑張りたい」と前を向いた。

2日目に向け、手応えも得ている。グリーン上に関しては、「後半になりちょっとマシにはなってきた。途中、どうしようという感じだったけれど、ちょっときっかけをつかめた」と話す。寒空の下、飛距離も261ヤードを記録。ここについては「安定感はない。飛んではいるけど…という感じ」と、本人評価はそこまで高くないが、パット次第では、ガラリと変わる雰囲気もある。本人は「ショットもパットもちょっとのズレを直せればいい」という言葉を繰り返した。

3打目がスロープで戻された11番パー5を4オン1パットのパーでしのぐなど、耐える場面は耐えた。ここについては「やべって。ボール動いているな、落ちてくるなって。でもあそこまで落ちるとは思ってなかった。それが怖いところです」と、改めてこのコースで警戒するプレーを体感。それでも、「1日目にそれが経験できてよかったので、あしたはやらないように気をつけたい」と“無傷”でそれを感じられたことは、明日以降につながる。

ここまで5試合に出場している米ツアーでの今季最高位は、2月の「HSBC女子世界選手権」の45位と、まだ思うような結果が残せていない。ただ、今季の渋野は2日目の平均スコアが「69.75」(27位)というデータもある。「(パットで)ラインに乗せる作業が最初の方はできてなかった。なんとなくそのイメージはちょっとずつ湧いてきている。それがあしたは朝からできるといいな」。得意の2日目に巻き返しを期待したい。


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