山本由伸のストレートに課題か…「試合に勝てるように投げていきたい」地元メディアは”早くも3被弾”と皮肉る

2024年4月20日(土)18時4分 ココカラネクスト

山本由伸は5試合目の先発で6回4失点という内容だった(C)Getty Images

 ドジャースの山本由伸は現地時間4月19日(日本時間20日)、ドジャースタジアムでのメッツ戦に先発登板し、6回7安打4失点という内容で、2勝目を手にすることはできなかった。

【動画】山本由伸がスチュワートに一発を浴びてしまうシーン

 5度目の先発となったこの試合、初回を無安打2奪三振と立ち上がりの良さを示した。しかし2回は4番のピート・アロンソから三振を奪ったものの、続くD.J.スチュワートに初球の96・3マイル(約155キロ)のフォーシームを捉えられ、一発を浴びると、味方の失策も絡んでこの回2失点。

 3回は先頭を四球で歩かせると、スターリング・マルテに右越えの二塁打を浴びた。この後一死は取ったが、一死二・三塁でピート・アロンソの右前打で3点目を奪われた。さらに、2回に一発を許したD.J.スチュワートにフェンス際まで運ばれる犠飛で0-4とされてしまった。
 
 山本は4回も連打で二死二・三塁と走者を得点圏に置いたが、最後はスターリング・マルテを144キロのスプリットで空振り三振に切って取り、ピンチを逃れた。

 山本は2回の本塁打で今季3被弾目。米ポッドキャスト番組『Talkin’ Baseball』はX上で「ヨシノブ・ヤマモトは昨シーズン、日本では171イニングで2本のホームランを打たれた。彼はMLBでの最初の17.1イニングで3本のホームランを許した」と紹介した。

 山本は昨年、クライマックスシリーズ・ファイナルステージまで含めても被本塁打はわずか2本だった。ところが、メジャー1年目の17.1イニングで既に3被弾を許していると皮肉った。

 試合後、米メディア『SportsNet LA」が山本の試合後のインタビューをX上に投稿。山本はスチュワートに155キロのストレートを右中間席へ運ばれ、2回の適時打も打たれたのは同じくストレートだった。

 山本は「序盤はストレートを打たれた場面もありましたし、いいボールも良くないボールもあったと思います」と振り返り、本人も語ったようにストレートに課題があるのは明らかだった。

 「感覚がよくなってきているところもありますし、徐々に自分のピッチングができている場面もありますし、少しずつ良くはなってきている。1試合1試合集中して投げていけたらいい」と、山本は前を向いた。

 敗戦投手は免れたものの、この日で防御率は「4.50」と振るわない。「試合に負けてしまっているので、反省というか良くなかったのは間違いない。いいところも徐々に出てきている。試合に勝てるように投げていきたい」と意気込みを語った。

 日本では無双状態だったが、メジャーの舞台では150キロ台のストレートも力負けせずに打者は振り込んでくる。どのように勝利を手繰り寄せるのか、摸索の日々が続きそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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