大谷翔平 6戦連続安打、3四球で好機演出も6回満塁機では三振 得点圏打率再び1割切る 今季初3連敗

2024年4月21日(日)8時28分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース4—6メッツ(2024年4月21日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が20日(日本時間21日)、本拠でのメッツ戦に「2番・DH」で先発出場。第3打席に右翼線二塁打を放ち、6試合連続安打をマーク。今季最多となる1試合3個の四球を選んで好機を演出したが、6回1死満塁では空振り三振に倒れ、チームは4—6で競り負けて今季初の3連敗を喫した。

 初回に1点を先制された直後の攻撃は、先頭のムーキー・ベッツが二塁打で出塁。大谷は無死二塁で打席を迎えた。メッツの先発右腕ホセ・ブットとの対戦で、初球はストライクを取られたが、その後は4球連続でボールを見極めて一塁へ歩き、連続試合出塁を19に伸ばした。続くフレディ・フリーマンが4試合ぶりの安打となる中前適時打を放ち、すぐさま同点に追いついた。

 1—1で迎えた2回の第2打席は2死一塁の場面。2球目にベッツが二盗を決めて好機を拡大すると、大谷も3—1から2打席連続四球を選んでつないだ。フリーマンの四球を選んで2死満塁としたが、4番のテオスカー・ヘルナンデスが空振り三振に倒れて勝ち越し点は奪えなかった。

 第3打席は5回の先頭打者だった。メッツの先発右腕ホセ・ブットに対し、カウント2—2から低めのスライダーをすくい上げると、103.4マイル(約166.4キロ)の打球が右翼線で弾み、そのまま低いフェンスを越えてエンタイトル二塁打となった。その後、1死一、三塁とすると、マックス・マンシーが元日本ハムの2番手右腕マイケル・トンキンから同点犠飛。大谷がここでも得点に絡み、チームをもり立てた。

 2—5の6回は1死満塁と一発が出れば逆転の絶好機。3番手右腕ドルー・スミスにカウント2—2と追い込まれると、最後はボールになる内角カットボールにバットが空を切り、空振り三振に倒れた。満塁機はこれまで通算打率.271だったが、今季はこれで3打数無安打。今季得点圏では21打数2安打で、得点圏打率は再び1割を切って.095となった。それでもフリーマンが中前へ2点適時打を放ち、1点差に迫った。

 4—6の8回は1死一塁で打席を迎えた。メッツは守護神エドウィン・ディアスを投入。初球の内角低めスライダーは空振りしたが、この間にベッツが二盗に成功。その後は3球連続ボールでこの日3個目の四球でつないだ。2死満塁と攻め立てたが、最後はマンシーが三振に倒れて追いつけなかった。

 12日のパドレス戦第1打席で4号ソロを放ち、松井秀喜氏の持つ日本選手最多メジャー通算175本塁打に並んだ。ただ、記録更新に王手をかけてからその後は前日19日のメッツ戦まで6試合、31打席連続ノーアーチが続いていた。

 19日のメッツ戦では得点圏での連続無安打に終止符を打った。5回2死一、二塁では先発左腕・マナイアのスライダーを振り抜き、右前適時打。得点圏に走者を置いた場面での適時打は、3月20日のパドレスとの開幕戦で8回1死一、二塁の第5打席で左腕・モレホンから左前適時打を放って以来、21打席ぶりだった。

スポーツニッポン

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