全日本F3:スタートを決めた坪井翔が開幕戦を制す。宮田が続きトムスワン・ツー

2018年4月22日(日)10時18分 AUTOSPORT web

 全日本F3選手権第1戦は4月22日、9時45分から12周の決勝レースが行われ、2番手スタートの坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)が優勝。ポールスタートの宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)が2位、阪口晴南(TODA FIGHTEX)が3位となった。


 前日の4月21日に行われた公式予選から一夜明け、全日本F3選手権の開幕戦となる第1戦の決勝が晴天の鈴鹿サーキットでスタートした。初めてのポールスタートとなった宮田だが、わずかに遅れ2番手スタートの坪井が1コーナーでトップに浮上。宮田が2番手、そして阪口、河野駿佑(HubAuto F318)、笹原右京(THREEBOND)が続く展開に。6番手には片山義章(YTB F318)がつけていたが、2周目のヘアピンでスピンを喫してしまう。


 3周目を過ぎる頃になると、トップを争う坪井と宮田がリードを築き、阪口は2台から少しずつ離されてしまう展開に。一方、4番手争いが激化し、4周目の日立オートモティブシステムズシケインで笹原がフェイントをかけ河野のインを突きオーバーテイク。笹原が4番手、河野が5番手となった。


 このオーバーテイク直後、立ち上がりで2台はわずかに接触し、河野はノーズを破損。その後11周目には、背後から少しずつ近づいた金丸悠(B-MAX RACING F3)にもオーバーテイクを許してしまった。


 一方、トップ争いは中盤以降坪井と宮田のマッチレースになっていく。燃料が減っていくと、2台がセクターベストを出し合いながら1秒差で戦いを展開していくが、坪井は最後まで宮田の追撃を許さず、そのままチェッカー。まずは坪井が開幕戦で今季初勝利を飾った。


 2位は0.728秒差で宮田が入り、カローラ中京 Kuo TEAM TOM’Sがワン・ツー。3位は阪口、4位に笹原、5位に金丸という結果に。河野は6位でチェッカーを受けた。ファステストラップは坪井が記録し、1ポイントを加えている。


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