雨を言い訳にする人と「グリーンが止まりやすい」と前向きに考える人、どっちがいいスコアで回る?【心理学的に考えてみた】

2024年4月23日(火)8時30分 ALBA Net

人にはコントロールできるものと、できないものがある。ラウンドでは、天候やコースレイアウト、ボールのライなどコントロールできないことに気を奪われるのではなく、コントロールできることに集中した方がいい(イラスト/タカセマサヒロ)

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ゴルフをやっていると、思い通りにいかないことがたくさんあります。例えば、天候。雨の影響で飛距離が落ちたり、風のせいで思ったところにボールが運べなかったり……。


ゴルファーの中には、上手くいかないと雨や風に八つ当たりする人もいるようです。

しかし、“天候”というのは、自分ではコントロールできないもので、どうにもならないことに一喜一憂するのは全くの無駄。それよりも自分がコントロールできることに集中することが大事です。

 “できること”にしっかり集中するためにも、「何がコントロールできて、何ができないか」を整理しておきましょう。

まずコントロールできること。
・ティショットをどこに打つか
・果敢にグリーンを狙うか、レイアップするか
・どのクラブで打つか
・自分のスイングができるか
・パッティングは必ずカップをオーバーさせる
・感情をコントロールする

一方、コントロールできないことは次の通り。
・その日の天候
・体調
・ピンの位置を含めたコースレイアウト
・ボールのライ
・同伴競技者のリズム

この“できる、できない”を頭に入れて、コントロールできることに集中すればいいのです。

また、コントロールできないことに関しては、ポジティブに捉えることも大事です。例えば雨天のときは、「グリーンが止まりやすいので、ピンをデッドに狙っていこう」とか、風の強い日は、「アゲインストのホールでは無理せず、フォローのホールでは飛ばそう」といったように。そういう気持ちでプレーするだけで、スコアは確実にアップしますよ。

解説:児玉光雄
こだま・みつお●追手門学院大学特別顧問。過去25年にわたりツアープロのメンタルカウンセラーを務める。現在、6名のツアープロのメンタル面をバックアップしている。日本スポーツ心理学会会員

※『アルバトロス・ビュー』882号より抜粋

◇ ◇ ◇

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