チェルシーに不安材料…好調パルマーが病気で練習欠席、アーセナル戦欠場の可能性も

　チェルシーに所属するイングランド代表MFコール・パルマーが、“宿敵”との大一番を欠場する可能性があるようだ。22日、『BBC』や『イブニング・スタンダード』など複数のイギリスメディアが伝えている。

　チェルシーはプレミアリーグでここまで31試合を消化し、13勝8分10敗・勝ち点「47」の暫定9位に低迷。先日のFAカップ敗退によって、既に今シーズンの無冠は確定しており、ヨーロッパ主要コンペティションの出場権獲得のためには、残り7試合となったリーグ戦で上位に食い込むことが必須だ。そんななか、現地時間23日には敵地『エミレーツ・スタジアム』にてアーセナルとのビッグロンドン・ダービーに臨む。

　同じ街を本拠地とする“宿敵”との今シーズン2度目の対戦を控えるチェルシーだが、攻撃の中心を欠いた状態での戦いを余儀なくされる可能性があるようだ。今回の報道によると、ここまで公式戦通算25ゴールをマークし、マンチェスター・シティ所属のノルウェー代表FWアーリング・ハーランドと共にリーグ得点ランクトップに付けているパルマーが、コンディション不良でトレーニングを欠席したとのこと。各メディアは同選手の状態について「病気」と伝えているが、詳細は明らかになっていない。

　チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、アーセナル戦の前日会見でパルマーについて「火曜日の朝に評価する必要があるが、現時点で彼が出場できるとは思えない。たとえ調子が良くなったとしても、プレーできる状態ではないかもしれない。彼が回復し、できるだけ早く試合に参加できることを願っている」と言及。欠場の可能性を認めつつ、次のように言葉を続けた。

「コールがいようがいまいが、我々は常に勝利できると信じている。最も重要なことはチームと集団だ。彼はチームの重要な一員であり、素晴らしいパフォーマンスを発揮している。しかし、我々はチェルシーだ。パフォーマンスを発揮し、任務を遂行できる選手がたくさんいる」

　注目のビッグロンドン・ダービーは日本時間24日の午前4時にキックオフを迎える。