ソフトバンク・森山良二リハビリ担当コーチ “笑いの治癒力”で選手とともに歩む

2024年4月23日(火)6時0分 スポーツニッポン

 森山良二リハビリ担当コーチ(60)は1軍投手コーチ、3軍監督を歴任し、今季から現職。リハビリ組の選手は練習や試合ができず、どうしても表情が暗くなってしまいがちだ。だから、選手たちには「とにかくポジティブなことだけを考えてやってくれ。暗い顔をしていたら治るのも治らない。“笑いの治癒力”があるから」と話している。後ろ向きな発言は禁止で「もう無理とか言わず、なるべくチャレンジしよう」と鼓舞している。

 自身は現役通算14勝を挙げた。西武時代の88年には新人王に輝いたが、肩や肘の故障で投げられなかった時期も多く「彼らの気持ちは多少分かるけど」と語る。ただ、メスを入れた経験はない。

 リハビリ組にはトミー・ジョン手術と呼ばれる肘の内側側副じん帯再建術を受け、長期離脱からの復帰を目指す投手もいる。「丁寧にトレーナーの話も聞きながら。僕も手術をしていれば(選手を指導するためには)良かったと思うぐらい。難しいですよ」と試行錯誤を続けている。

 ◇森山 良二(もりやま・りょうじ)1963年(昭38)7月20日生まれ、福岡県出身の60歳。福岡大大濠では3年夏に甲子園出場。北九州大中退、ONOフーズを経て86年ドラフト1位で西武入団。93年にトレードで横浜(現DeNA)移籍。95年限りで現役引退。横浜、西武、楽天でコーチを歴任し。20年からソフトバンク。1メートル83、93キロ。右投げ右打ち。

スポーツニッポン

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