巨人・阿部監督「久しぶりにみんなと握手をした」9日ぶり白星にホッ! 「やっぱオコエの走塁だよね」
2024年4月23日(火)21時39分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人2—0中日(2024年4月23日 ひたちなか)
巨人は中日を下して連敗を今季最多タイの3でストップ。14日の広島戦(東京D)以来7試合&9日ぶりの白星をマークし、中日を抜いて単独2位に浮上した。ひたちなか市民球場での連敗も3でストップ。同球場での勝利は2007年6月23日の西武戦以来17年ぶりとなっている。
無失点投球の山崎伊が2点リードの7回に1死一、二塁のピンチを招くと、スパッと2番手左腕・高梨に交代。その高梨が見事な火消しで指揮官の起用に応えると、バルドナード、大勢で無失点リレーを完成させた。
初回に左前へ運んだオコエが好走塁で二塁打にし、坂本の適時打で先制。4回には敵失から萩尾の適時打で追加点を挙げた。打線はこれで8試合連続2得点以下となったが、投手陣の踏ん張りで勝ち切った。
試合後、阿部慎之助監督(45)との主なやりとりは以下の通り。
——今日の1勝は大きな意味を持つ。
「そうですね。9連戦の頭を取れたのは凄く…。カードの頭取れて久しぶりにみんなと握手をした」
——先発の山崎伊について。
「凄く粘り強く頑張ってましたし、最後急にボール、ボールとちょっとしんどくなってきたなっていうとこで代えたんですけど、本当ナイスピッチングでしたね」
——高梨、バルドナード。
「素晴らしい。その一言です」
——坂本、萩尾がタイムリー。
「結果的にタイムリーがなかなか出なかった先週だったので。坂本がね、最初打ってくれたのでチームも勢いつきましたし。いい形はつくってるんで、あとはどんだけタイムリー出るかだと思いますし、この勝ちで、きん差をモノにしたってことで、チーム全体が乗っていけるんじゃないかなと思います」
——9連戦が始まったばかり、明日以降に向けて。
「キツイのは分かってますんで、なんとか全員で切り抜けたいなと思います」
——坂本の先制の場面。
「それよりもやっぱオコエの走塁だよね。あそこは素晴らしい走塁してくれてメークチャンスしてくれたんでね、あれが大きかったなと思います」
——坂本は上位にいってから当たりが出ている。
「そうですね。(岡本)和真の後ろだとだいぶプレッシャーかかるとこっていうのは承知で置いてたんですけど、気分転換って意味で3番に置いて、そっから調子いいので、あそこはいいところにずっと置いとこうかなと」
——山崎伊にはマウンドまで行ってなんと声かけた?
「今日はちょっと高梨に任せてくれって言って。ナイスピッチって」
——火曜日長く投げてくれた、投げ切りたかったかもしれないが。
「それ以上は欲を言ってもしょうがないので。前のバッターからスリーボールになるとか珍しかったから、そこでもう準備はさせたんだけど」
——リリーフの安定感がずっと続いてる。
「点取られるときは来ると思うんですけど、今の調子をみんな継続して、いい準備をしてね、マウンド来てもらいたいなと思います」
——先週、坂本が打てない間に話したことは。
「いや、特にないです。長いことやってますから、どう切り抜けるかだったりっていうのはたくさん知ってると思うし、必死にやってくれてんのは、こちらは分かってますので」