立浪中日 泥沼5連敗 球団68年ぶり13試合連続ホームランなし 響いた「キーマンの離脱」「気になる兆候」

2024年4月24日(水)14時13分 ココカラネクスト

高橋周平離脱以降、チームは連敗を続けている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 中日は4月23日の巨人戦(ひたちなか)に0−2と敗れ、今季4度目の完封負けで5連敗。3位転落となった。

 左腕エースの小笠原慎之介は初回に坂本勇人の適時打で先制を許すと、4回にも萩尾匡也の適時打で2点目を失った。

【動画】これぞ4番の仕事!中日8年ぶり首位奪還に貢献した中田翔の2点適時打シーン

 その後は粘り強く投げ失点を許さなかったが、この日も打線が重かった。

 先の阪神3連戦でもわずか2得点と貧打がクローズアップされたが、この日も3回までは無安打と相手先発の山崎伊織に封じられ、チーム初安打は4回の三好大倫の右中間二塁打となった。最大のチャンスは7回。先頭の中田翔が四球を選び、一死一、二塁のチャンスを作ったものの、相手2番手左腕・高梨雄平に代打の大島洋平が遊ゴロ、続く山本も見逃し三振に倒れ、点を奪えなかった。

 8回も左腕アルベルト・バルドナードの前に3者連続三振を喫し、最後は守護神の大勢に抑えられ、打線も覇気のなさが目立った。
 
 開幕から3番を務め、攻守に渡って奮闘した姿を見せていた高橋周平が今月17日に右外側ヒラメ筋損傷のため出場選手登録を抹消された。16日のヤクルト戦(バンテリン)で三遊間のゴロをさばいた際に足を痛めたとされる。

 オープン戦で結果を残し開幕1軍を勝ち取った高橋は「3番・サード」として高い守備力でも再三、チームを盛り立てていた。攻撃面でも4番につなぐ大事な役割を果たしていたとあって、高橋が抹消された翌日の18日のゲームからくしくもチームは5連敗となっている。

 一方、中軸を務める打者の不振も気がかりなところ。4番の中田はここ最近5試合の打撃は17打数3安打、打率「.176」、本塁打0と湿りがち。同じく中軸を打つ細川のここ最近5試合は18打数6安打、打率「.333」と内容はそこまで悪くないが、チャンスで回ってくる機会も少なく、チームを勝たせることができていない。

 何といっても中日の最大の強みは投手陣。しかし先の阪神3連戦で先発したメヒア、大野雄大はいずれも早期KOでともに登録抹消となった。開幕ローテーションを務めた投手が早くも不調のため入れ替わるなど、気になる兆候も現れている。

 巨人から中田が加入、打線に細川成也以外にも軸ができたことで厚みが増してきたともいわれていたが、少し気になる打線の停滞ぶりではある。

 指揮官は現有戦力で戦っていく姿勢を示しており、開幕後、最初の試練をどう乗り越えていくか。投打ともに選手たちの奮起が待たれている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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