圧巻のチャンスメイク力!…ウーデゴーア、5発大勝のダービーでエジル氏以来の記録達成

2024年4月24日(水)17時41分 サッカーキング

チェルシー戦で躍動したウーデゴーア [写真]=Getty Images

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 アーセナルのキャプテンにして“絶対的司令塔”が、ビッグロンドン・ダービーで眩い輝きを放った。

 現地時間23日に行われたプレミアリーグ第29節延期分、アーセナルは同じ街を拠点とするチェルシーをホーム『エミレーツ・スタジアム』に迎えた。開始早々の4分に見事な連携からレアンドロ・トロサールが先制点をマークすると、ベン・ホワイトと古巣対戦のカイ・ハフェルツが共に2ゴールと躍動し、5−0の大勝を収めた。前々説はアストン・ヴィラ相手に痛恨の黒星を喫したものの、その後リーグ戦2連勝とし、暫定首位の座をキープしている。

 2度ネットを揺らしたハフェルツとホワイト、中盤で攻守に奔走したデクラン・ライスなどもさることながら、このビッグロンドン・ダービーで一際輝きを放ったのが、チームのキャプテンを務めるマルティン・ウーデゴーアだ。前半から多くのチャンスに絡むと、57分に相手DFラインの背後へ絶妙なスルーパスを通し、ハフェルツの1点目をアシスト。70分にはボックス内右への浮き玉パスでホワイトの2点目をお膳立てした。

 2アシストを記録したウーデゴーアは、プレミアリーグ公式およびアーセナルのファン投票によるチェルシー戦のマン・オブ・ザ・マッチ(試合のMVP)を受賞。データサイト『Opta』によると、同選手はこの試合でオープンプレーから8つのチャンスを創出したとのこと。これは2017年10月のエヴァートン戦における元ドイツ代表MFメスト・エジル氏と並び、アーセナルの選手としての歴代最多タイ記録となっているようだ。

 ウーデゴーアの活躍もあり、90分間を通して27本ものシュートを浴びせるなど、チェルシーを圧倒したアーセナル。ミケル・アルテタ監督も「素晴らしいパフォーマンスだった。良いチームを相手に全体としても個人としても非常に良かったと思う。試合開始から決意を持ち、流動的に、勇気を持ってプレーしていた。結果には満足しているよ」と手応えを示した。

 今シーズンも残すところはリーグ戦の4試合のみ。2003−04シーズンの無敗優勝以来20年ぶりのリーグ制覇に向けて、1つも落とせない戦いが続く。現地時間28日に控える次節は、“宿敵”トッテナムとのノースロンドン・ダービーとなっている。

サッカーキング

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