巨人 坂本勇人の逆転3ランで再び首位に1差の2位に浮上!ベテラン奮起に隠された"屈辱の日々"

2024年4月26日(金)6時30分 ココカラネクスト

坂本が一振りで試合を決めた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は4月25日に行われた中日戦(東京ドーム)に3−2の逆転勝ち。ベテラン坂本勇人が6回に放った逆転3ランで勝負を決めてみせた。

 この日の先発は菅野智之。今季は安定したピッチングを示していたが、この日は5回に岡林勇希に先制適時打、6回に細川成也にもソロ本塁打を浴びて、2点のリードを許す。

【動画】これぞ主軸の仕事!坂本が中日・柳から値千金の逆転3ランを放ったシーン

 迎えた6回。まず先頭の吉川尚輝がフェンス直撃の二塁打でこの日のチーム初安打をマークすると、二死からルーキーの佐々木俊輔が四球を選び、つなぐ。二死一、二塁の好機に回ってきた坂本は相手先発、柳裕也の内角に入ってきた直球を完璧に捉えてア—チをかけた。値千金の逆転3ランを放つとゆっくりとした確信歩きから、レフトスタンドへ飛び込んだボールの行方を見届けると、ベンチに向かって渾身のガッツポーズ。本拠地に詰めかけたジャイアンツファンからも大歓声を浴びた。

 最近はどうしても貧打がクローズアップされがちだった。試合前までの記録でチームは3年ぶりの9戦連続2得点以下、7年ぶりとなる8戦連続ノーアーチなど得点力不足に悩まされた。

 主軸の坂本も試合前までの打率は・231と苦しむ中、飛び出した待望の一発。中継の日本テレビで映し出された試合後のヒーローインタビューでは思わず”本音”が漏れ出た。

 3勝目をあげた菅野とともにお立ち台にのぼると「なかなかチ—ムに貢献していなかったので、何とか一発打ちたいと思って打ちました」と安堵の表情。

 さらにここまでの投手陣の頑張りをたたえながら「野手はみんな苦しみながら、”打てない、打てない”と言われてますけど、みんな頑張っているので。みんなで打った3点だと思います」と元主将らしく野手陣全員の思いを代弁してみせた。この一発はこれまでの屈辱の日々を振り払う大きな一打ともなった。
 
 9連戦の最初のカードを勝ち越せたこともチームにとっては大きい。この勝利で首位阪神に1差と迫る2位に再び浮上した。安定した投手力を軸に打線もさらに勢いをつけたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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