「カタールは露骨に時間を引き延ばした」10人で守る”ベッドサッカー”を打ち破った日本を韓国メディアが称賛「敗退寸前で起死回生」

2024年4月26日(金)12時17分 ココカラネクスト

細谷は上手く相手ディフェンスラインの裏を突き、まさに値千金の決勝点を決めた(C)Getty Images

 U-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)に臨んでいるU-23日本代表は4月25日、準々決勝でカタールと対戦。延長戦の末に4−2で勝利をものにし、五輪出場権がかかった準決勝に駒を進めた。

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 試合は開始早々の2分、敵陣で相手のパスをカットした山田楓喜が強烈なシュートで先制点を決める。しかし、24分にクロスから失点。同点で迎えた41分には、相手GKがラフプレーにより退場となる予想外の展開に。さらに、後半には1人少ないカタールが49分にFKから逆転ゴールを奪取と目まぐるしく展開が動いた。

 10人でリードを奪ったカタールはその後、自陣で守備を固めた。この戦いぶりには韓国メディア『STAR NEWS』も「カタールは露骨に時間を引き延ばした。選手が交互にグラウンドに寝転び始めた。1点リードしている状況で選手数が不足していたので焦る理由はなかった。“ベッドサッカー”だ」と独特な言い回しで表現している。

 それでも日本は猛攻を続け、相手の背後に抜け出した藤尾翔太の踏ん張りから67分にCKを獲得。キッカーの山本理仁が高精度のボールを送ると、ゴール前の木村誠二がヘディングで待望の同点弾を決めた。2−2で迎えた延長戦では、荒木遼太郎からのラストパスを受けた細谷真大が逆転ゴールをマーク。終盤には内野航太郎もネットを揺らし、開催国撃破に花を添えた。

 韓国メディア『BEST ELEVEN』は、日本が4−2でカタールを下した勝因をこう分析した。

「カタールは成長を続けるチームらしく、10人で戦ったにもかかわらず、日本を苦しめた。歯を食いしばって守ったが、延長戦では体力的な限界を露呈した。あまりにも長い時間10人で戦っていたため、徐々に身体が鈍ってきたのは大きかった。そして対する日本が、敗退寸前まで行ったが起死回生の勝利を手にしたのだ」

 確かに、カタールの堅守をこじ開けた日本の猛攻は素晴らしかった。韓国メディア『News1』も「攻め続けた日本が力強く勝利」と称えている。

 3位以内にパリ五輪出場権が与えられる今大会。日本は4月29日(日本時間30日2時30分)に行なわれる準決勝に勝利すれば、オリンピック出場が確定する。次戦にも期待だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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