【五輪最終予選】韓国 初出場インドネシアに不覚...死闘120分PK戦で力尽きパリ切符逃す
2024年4月26日(金)6時6分 スポーツニッポン
◇U—23アジア杯準々決勝 韓国2—2(PK10—11)インドネシア(2024年4月25日 ドーハ)
サッカー男子のパリ五輪最終予選を兼ねたU—23アジア杯カタール大会は25日、同国ドーハで準々決勝が行われ、U—23韓国代表が初出場のU—23インドネシア代表と対戦。2—2のまま延長戦でも決着つかず。もつれ込んだPK戦で敗れ88年ソウル大会から続けてきた五輪連続出場の“世界最長記録”が9で止まった。
韓国は1次リーグで日本を下すなど無傷3連勝を飾り、堂々の1位通過。3試合連続無失点と堅守を誇っていた。
試合は前半8分、ゴール前のこぼれ球をMFイ・ガンヒが右足の豪快なシュートでネットを揺らすも、VARによってその前の段階でオフサイドがあったとして無念の取り消しとなった。すると前半15分、FWストリュイックに華麗なシュートを決められ失点。前半45分にはMFオム・チソンのヘディングシュートが相手のオウンゴール誘って同点に追いつくも、直後に再びFWストリュイックにゴールを許し1—2で前半を終えた。
まずは追いつきたい韓国だったが後半25分にFWイ・ヨンジュンが相手選手を踏みつけてしまい、VAR判定によって一発退場。数的不利な状況に追い込まれたが同39分、カウンターから途中出場のMFジョン・サンミンが起死回生の同点ゴールを決めた。
だが後半アディッショナルタイムには判定に抗議したファン・ソンホン監督が一発レッドとなり、主審に退席を命じられるアクシデントが発生。指揮官も失った状況で延長戦を戦うことになった。
それでも最後までゴールを許さず2—2のまま延長戦が終了。もつれ込んだPK戦でも互いに2巡目まで突入する激闘となったが10—11で落とし、五輪切符を逃す結果に終わった。