【五輪最終予選】初出場インドネシアが快進撃!120分激闘PK戦で韓国撃破 68年ぶり五輪出場へ王手

2024年4月26日(金)6時2分 スポーツニッポン

 ◇U—23アジア杯準々決勝 インドネシア2—2(PK11—10)韓国(2024年4月25日 ドーハ)

 サッカー男子のパリ五輪最終予選を兼ねたU—23アジア杯カタール大会は25日、同国ドーハで準々決勝が行われ、初出場のU—23インドネシア代表が9大会連続五輪出場中のU—23韓国代表と対戦。2—2のまま延長戦でも決着つかず。もつれ込んだPK戦を制し56年メルボルン大会以来、68年ぶり2度目の五輪出場へ王手をかけた。5月2日の準々決勝ではU—23ウズベキスタン代表対U—23サウジアラビア代表の勝者と激突する。

 試合は前半8分、韓国にゴールネットを揺らされるもVARによってオフサイドと判定され得点は取り消し。すると同15分に待望の先制ゴール。中盤で華麗なパスワークからオランダ生まれのFWストリュイック(デンハーグ)がゴール前のこぼれ球を右足でコントロールシュート。綺麗な弧を描いたボールがゴール右上隅へと吸い込まれ、今大会初得点が生まれた。

 前半45分には相手のヘディングシュートが味方DFに当たってゴールインする不運な得点により同点に追いつかれるも、すぐに反撃。前半アディッショナルタイム、後方からのスルーパスに反応したFWストリュイックが相手DFを振り切って左足でシュート。至近距離からのシュートに相手GKは反応できず再び勝ち越し成功した。

 1点リードで後半へ折り返すと25分、FWイ・ヨンジュンが味方選手を踏みつけVAR判定によって一発退場。数的有利な状況となるも後半39分に失点。カウンターからMFジョン・サンミンに決められまたも同点に追いつかれてしまった。

 2—2のまま延長戦でも決着つかず。もつれ込んだPK戦では先行の韓国が5人連続で成功。後攻のインドネシアも4人連続成功し、プレッシャーのかかる5人目にC大阪DFハブナーが登場。1度は相手GKにシュートを防がれ敗退が決定したかに見えたが、VAR判定によりゴールラインに相手GKの足が掛かっていなかったとされ蹴り直しに。今度はDFハブナーがしっかりと決め、互いに5人連続成功となった。

 その後は2巡目に突入するなどもつれ、12人目にしてようやく決着。PK戦2度目の登場となった韓国MFイ・ガンヒのシュートを味方GKがファインセーブ。インドネシアも2度目の登場となったDFアルハンが成功し、11—10で勝利。初出場ながら準決勝進出を果たし、イレブンに歓喜の瞬間が訪れた。

スポーツニッポン

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