森保監督、セルティック戦視察言及なし…英紙「古橋や旗手を見過ごした」

2023年4月27日(木)5時37分 FOOTBALL TRIBE

森保一監督 写真:Getty Images

 セルティック所属FW古橋亨梧とMF旗手怜央は、先月のキリンチャレンジカップ2試合で日本代表から落選。サッカー日本代表の森保一監督はスコットランド1部リーグ過小評価発言で批判を浴びる中、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督からの会談要求に応える姿勢を見せていたが、同監督の発言がスコットランド内で波紋を呼んでいる。


 森保監督は2選手のメンバー外について「リーグのレベルや置かれている状況もあったり、いろんなことを考えての招集です」と説明すると、英メディアは「間接的にスコットランド1部リーグのレベルが低いと主張した」と解釈。現地ではセルティックOBを中心に日本代表監督の選考方法に対する批判が相次いでいた。


 そんな中、ポステコグルー監督は今月はじめの記者会見で「森保監督は以前にも(セルティックの公式戦に)来てくれたし、日本代表の他のスタッフに来てもらったこともある。彼との関係性に問題はない。彼のことは日本にいたときからよく知っているし、彼に会えたい」と語るなど、日本代表指揮官との面会を熱望。


 英紙『デイリーレコード』は、セルティック指揮官の発言に対して森保監督が以下のようなコメントを残したと報じている。


 「ポステコグルー監督はいつも歓迎してくれて日本人選手の現状を教えてくれますし、日本代表にとって有益な情報を得ることができます。もっと友好的な関係を築きたいと願っています。私自身もポステコグルー監督のことを尊敬しているので、話す機会があれば(グラスゴーに)行きたいですね」


 セルティック戦視察に前向きな姿勢を見せていた森保監督だが、『デイリーレコード』の報道によると、同監督は今月26日までにアーセナル所属DF冨安健洋やハダースフィールド・タウン所属DF中山雄太ら複数の日本人選手と面会したとのこと。セルティックに関する言及はなかったという。


 森保監督の欧州視察期間を「来月14日まで」と伝えた上で、「セルティック所属選手のプレーを見るためにスコットランドに来るかどうかは分からない。英国を訪れた際、古橋や旗手などを見過ごした可能性がある」と指摘している。


 なおセルティックは今月30日にスコティッシュカップ準決勝レンジャーズ戦を控えているほか、来月7日にはリーグ上位6クラブによるプレーオフ初戦に臨む。森保監督が来月中旬までにセルティック戦を現地視察することはあるのだろうか。

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