アメフト関大 15年ぶりの学生日本一へ「連勝」スタート QB須田「全力で勝ちにいかないと...」
2024年4月27日(土)20時12分 スポーツニッポン
◇アメフト交流戦 関大37ー14明大(2024年4月27日 関大グラウンド)
関大が2024年シーズンを順調に滑り出した。昨年の関東1部トップ8で3位の実力校、明大を37ー14で撃破。非公開だった中大戦(20日)も40ー0で勝利を収めており、15年ぶりの学生日本一を狙う秋に向け、着実な第一歩を踏み出した。
「最初は良かったんですけど、そこから波に乗りきれず、リズムを崩して、ミスが目立った。いいスタートを切ると安心してしまう選手が多いので、そこは改善していきたい」
主将に就任したQB須田啓太(4年)の表情は硬い。昨年のミルズ杯司令塔。学生フットボーラー最高の栄誉を得た須田も、今はチームをまとめることに時間と心を割いている。現時点で照準を置くのが、ライバル関学大と戦う春の関関戦(5月27日)。春の白星が、本番の秋で礎になった昨年の成功体験があるため、オープン戦のつもりで臨むつもりはない。
「全力で勝ちにいかないと、何が悪かったのか課題も見えてこない。今年も勝ちにいきます」
須田の表情が引き締まった。